スペイン料理の定番22選!特徴やレストランの人気メニューを一覧で紹介
スペイン料理で有名なものといえば、パエリアやピンチョス。美食の都としても世界に名が知られているスペインには、人気メニューがいっぱい! この記事では、スペインの特徴や人気メニューを厳選してご紹介します。前菜、スープ、肉料理、魚料理などのジャンル別にわけて紹介するので、観光やスペイン料理のレストランに訪れる際にぜひ参考にしてくださいね。
スペイン料理で有名なものといえば、パエリアやピンチョス。美食の都としても世界に名が知られているスペインには、人気メニューがいっぱい!
この記事では、スペインの特徴や人気メニューを厳選してご紹介します。前菜、スープ、肉料理、魚料理などのジャンル別にわけて紹介するので、観光やスペイン料理のレストランに訪れる際にぜひ参考にしてくださいね。
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スペイン料理の特徴
スペイン料理は、お酒を片手に楽しむバルスタイルで日本人にも親しみがある料理。スペイン国内17の地域でそれぞれの特色があり、バリエーションも豊富です。その秘密は食文化にあり、1日5回の食事をとる習慣から、食文化が豊かになったといわれています。
どの料理も食材を活かしたシンプルな調理法で、日本人にも親しみやすい野菜や魚介類の味わいが特徴。オリーブオイルやニンニクをたっぷりと使っているので、食が進みますよ!
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スペイン料理のおすすめ前菜4選
スペインといえば有名なのが、タパス。タパスとは小皿で提供される料理のことで、本場のバルでは前菜やちょっとしたおつまみとして好まれています。シンプルなものから手の込んだものまでさまざまなので、選ぶのも楽しいです。
トルティージャ
家庭でも愛されているスペイン風オムレツ
トルティージャはスペインの家庭でも親しまれている、ジャガイモや玉ねぎなどの具材がたっぷりと入ったオムレツです。バルでは、小皿で提供されるタパスと呼ばれる前菜として親しまれています。
ふわっとした卵の中には、中身がぎっしりと詰まっているので、前菜ながらも食べ応えがばつぐん!ちょっと小腹が空いている時にもいいですよ。お好みでオリーブオイルや、にんにくがきいたマヨネーズのようなアイオリリソースをかけると、味の幅が広がっておすすめです。
ハモンセラーノ
ワインやチーズと相性ばつぐんの生ハム!
ハモンセラーノは、イタリアのプロシュート、中国の金華ハムと並ぶ世界三大生ハムのひとつで、日本でもスペインバルなどでは定番の人気料理です。
9カ月以上熟成された濃厚なうまみとしっかりとした塩味が特徴で、ワインやビールなどと一緒につまんで楽しむと、ついついお酒が進んでしまいます。パンやチーズなどと合わせて食べるのもおすすめです。
購入したハモンセラーノを自宅で食べる際は、常温に戻してから食べると、脂が溶けてより一層味をしっかりと感じられますよ。
ピンチョス
多彩な食材が串に刺さったかわいらしい前菜料理
ピンチョスはスペイン語で串(pincho)という意味から来ている前菜料理で、生ハムやオリーブをはじめ、さまざまな食材が串に刺さって提供されます。スペインでは、バルをはしごしながらワインとピンチョスを楽しむのが風習です。
食べやすい大きさの食材が串に刺してあるので、片手で気軽に食べることができ、色んな種類のピンチョスを少しずつ味わうのもおすすめ。中には趣向を凝らしたものもあり、カウンターにずらりと並ぶピンチョスは見ているだけでも楽しめます。
アヒージョ
熱々の食材にニンニクが香る!
アヒージョは、小さな鉄板でオリーブオイルとニンニクを使って、食材を煮込む前菜料理です。野菜や魚介類などを煮込むのが一般的で、熱々の食材に、ニンニクが香るオリーブオイルがたっぷりと染み込みます。
バゲットにつけて食べるのがおすすめで、うまみがたっぷりと染み込んだ味わいに、お酒もどんどん進みますよ。
スペイン料理のおすすめ野菜料理3選
スペインは山の幸にも恵まれており、素材そのままの味を活かした調理法の野菜料理や、バルでは外せないやみつきになる野菜料理などさまざま!
ピミエントス・デ・パドロン
塩味の効いたスペイン版シシトウ料理
ピミエントス・デ・パドロンは、スペイン北部ガリシア地方特産のシシトウをつかった料理です。日本のシシトウと比べると小ぶりで、素材そのものの味がしっかりとあるのが特徴。
オリーブオイルたっぷりで煮込まれたシシトウは、塩味ががつんと効いていて1つ食べると箸が止まらなくなるおいしさ。たまに辛いものが混ざっているので、辛いものが苦手な人は注意してくださいね。
カルソッソ
カタルーニャ地方発祥の郷土料理
カルソッツは、カタルーニャ地方の小さな村が発祥の料理で、旬である冬の風物詩として楽しまれている料理です。見た目は長ネギのように見えますが、実際は玉ねぎの一種で、丸ごと網に乗せて直火で真っ黒になるまで焼いてあるのが特徴。
熱々に焼き上がったカルソッツは、外の皮をずるっと剥いて中のジューシーな真っ白のネギをビネガーと塩胡椒で味付けしたロメスコソースに付けていただくのがお約束。口に入れた瞬間甘みがジュワッと広がります。
パタタス・ブラバス
バルで定番のやみつきポテト
パタタス・ブラバスは、バルに行けば必ず置いてあるスペインで人気のジャガイモ料理です。
外側をカリッと焼き上げた大きめサイズのジャガイモに、ピリッと辛味の効いたトマトベースのブラバスソースがかかっており、思わずパクパク食べてしまいます!お店によってはニンニクソースが添えられている場合があり、食べる時はこれらのソースをぐちゃぐちゃに混ぜて食べるのがスペイン流。
スペイン料理のおすすめスープ3選
スペインのスープにはさまざまな種類があり、冷製のものやトマトを丸ごと使ったものなど、おいしさも栄養も満点!
ガスパチョ
真夏にぴったり!野菜たっぷり冷製スープ
スペインの定番料理で、日本でも知名度の高いガスパチョ。真夏は40度を超えるアンダルシア地方が発祥で、もともとは農作業の合間に、簡単に作って栄養補給できるスムージーのようなものとして飲まれていたのがはじまりなんだとか。
野菜、オリーブオイル、ワインビネガーなどをミキサーにかけたすっきりとした味わいの冷製スープで、暑い時期におすすめ!タバスコなどで辛味を加えると、さらに飲みごたえのある味わいに変化するのも楽しいですよ。
サルモレホ
トマトのうまみがぎゅっと詰まった濃厚スープ
サルモレホは、完熟トマトのうまみがぎゅっと詰まったスープで、スペインのアンダルシア地方にあるコルドバの名物料理として知られています。ガスパチョに似ていますが、そのちがいは具材にあります。
使われている野菜はトマトのみで、水分量が少なく、どろりとした固いテクスチャーのスープが特徴。酸味の効いた濃厚な味わいなので、トマト好きの人にはたまりません。トッピングは、刻んだゆで卵や生ハムが定番!
ソパ・デ・アホ
ニンニクたっぷりで体ポカポカ!スタミナ満点スープ
ソパ・デ・アホは、冬の寒さが厳しいスペインのカスティーリャ地方発祥で、ニンニクをたっぷり使った、体をポカポカ温めてくれる優しい味わいのスープ。
一口飲むとニンニクのうまみがじんわりと広がり、トッピングの生ハムの塩気が良いアクセントに。ビタミンB1、B6などが豊富に含まれているので、風邪をひいた時やスタミナを付けたい時にもおすすめですよ。
スペイン料理のおすすめ肉料理4選
スペインの肉料理は、コクのある味わいの食べごたえたっぷりの料理が多いほか、野菜や豆類などと一緒に食べる料理もあり、おいしさがぎゅっと凝縮されています。
カジョス・マドリレーニョ
土鍋でぐつぐつと煮込んだマドリードの伝統料理
カジョス・マドリレーニョは、牛の胃袋や腸などの臓物をトマトソースで煮込んだマドリードの伝統料理です。
カスエラと呼ばれるスペインならではの茶色い土鍋で提供されることが多く、ニンニクと一緒にぐつぐつ煮込んであるので、コクのある味わいが特徴です。寒い冬に食べると体が芯から温まります。パンと一緒にソースまで味わってみてくださいね。
コシード・マドリレーニョ
さまざまな具材のうまみが一皿で味わえる煮込み料理
スペインには地域によって異なるコシード(野菜や肉類を使った煮込み料理)があり、コシード・マドリレーニョは、ショートパスタを入れたマドリード風の食べ方が特徴です。ニンジン、ジャガイモ、ネギ、ヒヨコ豆、豚肉など盛りだくさんの具材で、具材のうまみがぎゅっと凝縮されています。
一皿目には前菜として具材をひたしたスープ、次に野菜やヒヨコ豆、最後に豚肉などと3回に分けて食べるのが定番で、一品でフルコースを食べたような満足感!
チュレータ・デ・コルデロ・アサード
臭みがなく柔らかい羊肉が特徴のオーブン焼き
チュレータ・デ・コルデロ・アサードは、仔羊のあばら肉を使ったオーブン焼きのことで、臭みがなくしっとりと柔らかい肉が特徴です。
スペインにはさまざまな大きさや種類の羊肉が使われていますが、特におすすめなのが、レチャルと呼ばれる生後20から40日の仔羊の肉。レストランのメニューでレチャルを見つけたら、ぜひ注文してみてくださいね。
ラボ・デ・ロ
とろけるような口当たりの牛テールの煮込み
ラボ・デ・トロは、スペイン・アンダルシア地方のコルドバの郷土料理である、牛テールの煮込みです。コラーゲンたっぷりの牛肉を、新鮮な野菜やワインと一緒に長時間コトコト煮込んでいるので柔らかく、口に入れた瞬間に溶けてしまうほど。
残ったソースは、パンでぬぐって食べるのが最後のおたのしみ。
スペイン料理のおすすめ魚料理5選
スペインの魚料理は、魚介のうまみをぞんぶんに引き出した味わい深い料理がいっぱい!日本人にも親しみやすい味付けのものも多く、食べやすいですよ。
パエリア
日本で人気No.1のスペイン伝統料理
日本で最も有名なスペイン料理といえばパエリア。もともとはスペイン東部のバレンシア地方の郷土料理で、大きなパエリア鍋から木製スプーンでそのまま食べるのが一般的です。具材のうまみが濃縮された味わいで、日本人にも親しみやすく人気がありますよね。
ムール貝・イカ・タコ・海老など魚介系パエリアが人気ですが、本場のバレンシア地方ではウサギ肉や鶏肉、トマトやモロッコインゲンなどを使ったものなど、さまざまなバリエーションがあるので、好みのパエリアを味わってみてくださいね。
プルポ・ア・ラ・ガジェガ
シンプルな味付けがやみつきになるガリシアの伝統料理
プルポ・ア・ラ・ガジェガはスペインの漁師町、ガリシアで食べられている伝統料理。茹でたタコとジャガイモに塩、パプリカパウダー、オリーブオイルをかけただけの、素材が引き立つシンプルな味付けが人気です。
フォークで切れるほどの柔らかいタコと、ホクホクのジャガイモにスパイスが絡まり、食欲をそそりますよ。
チョピトス
お酒のお供におすすめの小イカのフライ
チョピトスは小イカのフライで、カリッと揚げた小イカのジューシーなうまみと、塩味のシンプルな味付けが人気です。レモンを絞れば、さっぱりするのでパクパクと食べれてしまいます。手軽につまめるサイズ感なので、お酒のおつまみとしてもおすすめ!
バカラオ・アル・ピルピル
うまみが凝縮された絶品ソースがポイント!
バカラオ・アル・ピルピルは、干し塩ダラをニンニクや赤唐辛子を入れたオリーブオイルで煮込んだ料理です。丁寧に塩抜きしたタラに、弱火で乳化させたオリーブオイルのソースが絶妙なバランス!海山の幸両方に恵まれたスペインの美食文化の象徴とも言える逸品です。
サルスエラ
魚介好きな人におすすめ!カタルーニャ地方の郷土料理
サルスエラは、地中海の新鮮な魚介類をたっぷりと使っていることから、スペイン民衆のオペラであるサルスエラのように登場人物が多いという意味でその名前が付けられました。
カタルーニャ地方の郷土料理のサルスエラは、トマトベースのスープでじっくりと煮込まれ、魚介の風味がしっかりと味わえます。カタルーニャ地方の料理には欠かせない、ナッツや赤ピーマンを使ったロメスコソースも味の引き立て役。
スペイン料理のおすすめスイーツ3選
スペインのスイーツは、日本人にも馴染み深いチュロスをはじめ、食後にもぴったりのスイーツがたくさんあります。
チュロス
日本でも人気のスペイン発祥の定番スイーツ!
日本ではテーマパークの定番スイーツとして人気のチュロス。実は、チュロスの本場はスペインなんです!
砂糖やシナモンシュガーなどのフレーバーが日本では一般的ですが、スペインのチュロスは味付けされていなく、自分で砂糖をかけたり、ホットチョコレートにつけたりするのが定番。食べごたえのある太めの形状で、揚げたてのカリッとした食感もたまりません!
タルタ・デ・サンティアゴ
修道院が発祥の十字架が印象的な伝統菓子
タルタ・デ・サンティアゴは、スペインで有名な巡礼地、サンティアゴ・デ・コンポステーラの修道院で作られたのが発祥の、伝統的なスイーツです。
聖ヤコブの象徴である十字架が、粉砂糖でかたどられているのが特徴。小麦粉は一切使わない、アーモンドパウダーのみのしっとりした口当たりで、香りづけのレモンとシナモンが良いアクセントとなっています。
クレマカタラーナ
カリッとしたキャラメリゼととろりとした口当たりが人気のスイーツ
クレマカタラーナは、カタルーニャ地方の伝統的なスイーツです。表面は香ばしくパリッとしていることから、フランスのクリームブリュレに良く似ていますが、作り方が異なります。コーンスターチなどの粉類を加えているので、しっとり濃厚な味わいが特徴です。
中はしっとりクリーミーで、オレンジピールやシナモンでほのかに味付けされたさっぱりとした味わい。お腹がいっぱいでもさらっと食べれますよ。
おいしいスペイン料理を満喫しよう!
スペイン料理で食べてみたいメニューは見つかりましたか?スペイン料理はオリーブオイルやニンニクなどをたっぷりと使った味わい深い料理や、日本人にも親しみやすい魚介類を使った料理など、バリエーションが豊富です。今回紹介したスペイン料理はどれもおすすめのものばかりなので、ぜひ食べてみてくださいね!
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