ジョグジャカルタの物価は安い？現地の費用相場や予算を抑えるコツを解説【2025年版】

ジョグジャカルタの物価の基本情報

まずは、旅行のお金に関わる基本情報を押さえておきましょう。これを知っておくだけで、現地での支払いがぐっとスムーズになりますよ。

通貨とレート

インドネシアの通貨は「インドネシア・ルピア（IDR/Rp）」です。

2025年現在、10,000ルピア＝約95〜100円を目安に計算すると良いでしょう。

桁数が非常に多いので最初は戸惑うかもしれませんが、「0を2つ取って、そのまま（または少し引く）」と覚えると計算しやすいですよ。

（例：50,000ルピア → 0を2つ取る → 500 → 約500円）

支払い事情：現金とキャッシュレス

ジョグジャカルタでは、まだ現金（キャッシュ）が活躍する場面が多いです。

ショッピングモールや中級以上のレストラン、ホテルではクレジットカード（VISA、Mastercard）が使えますが、屋台（ワルン）、ベチャ（人力車）、市場での買い物は現金のみが基本。

また、現地の人は「QRIS（クリス）」というQRコード決済をよく使っていますが、観光客には少しハードルが高いかもしれません。

到着時に空港や街中の両替所で、ある程度の現金を確保しておくのがおすすめです。お札の枚数が多くなるので、お財布とは別に小銭入れを用意しておくと便利ですよ！

【一覧表】ジョグジャカルタの物価相場まとめ

旅行中にかかる主な費用の相場をまとめました。日本（東京）と比較して、どれくらい安いのかイメージする参考にしてくださいね。

※レートは10,000ルピア＝約95円で計算しています。

商品・サービス別の物価詳細

ここからは、旅行中にかかる費用の詳細を、現地のリアルな感覚とあわせてご紹介します。「これは安い！」「ここは予算を取っておこう」というポイントが見えてきますよ。

飲み物・食品（コンビニ・スーパー）

ジョグジャカルタには「Indomaret（インドマレット）」や「Alfamart（アルファマート）」といったコンビニが至る所にあります。

500mlのミネラルウォーターは3,000〜5,000ルピア（約28〜47円）ほど。

スーパーマーケットに行けば、1.5リットルの大きなボトルが5,000〜6,000ルピア（約47〜57円）で買えることも！

また、インドネシアといえば「ビンタンビール」ですが、イスラム教徒が多い地域のため、アルコールはお店によって置いていないこともあります。

スーパーや一部のコンビニ、観光客向けのカフェでは購入可能で、小瓶や缶で25,000〜40,000ルピア（約237〜380円）程度。日本とそこまで変わらない価格設定ですね。

レストランでの食事（インドネシア料理）

エアコンの効いた綺麗なレストランで、ナシゴレン（焼き飯）やサテ（串焼き）などのインドネシア料理を楽しむ場合、ドリンクと合わせて70,000〜150,000ルピア（約665〜1,425円）ほど見ておけば安心です。

おしゃれなカフェレストランでも、日本のランチ価格より少し安いくらいで、かなり豪華な食事が楽しめますよ。

ローカル食堂「ワルン」での食事

「食費を抑えたい」「現地の味に挑戦したい」という方は、ぜひ「ワルン（Warung）」と呼ばれる大衆食堂や屋台へ！

ジョグジャカルタ名物の「グドゥッ（ジャックフルーツの甘辛煮）」定食などが、なんと15,000〜30,000ルピア（約142〜285円）でお腹いっぱい食べられます。

衛生面が気になる方は、地元の学生や家族連れで賑わっているお店をえらぶのがポイントです。

コーヒー（カフェ）

ジョグジャカルタは「学生の街」でもあり、おしゃれなカフェが急増中！

Wi-Fi完備の快適なカフェで、カフェラテやカプチーノは20,000〜35,000ルピア（約190〜332円）ほど。

スターバックスなどの外資系チェーンは日本に近い価格（50,000ルピア〜）になりますが、ローカルのコーヒーショップなら半額以下で本格的なコーヒーが味わえます。

交通費（タクシー・配車アプリ）

移動手段として圧倒的におすすめなのが、配車アプリ「Grab（グラブ）」や「Gojek（ゴジェック）」です。

行き先を入力して呼べるので言葉の心配がなく、料金も明朗会計。

初乗り（近距離）なら10,000〜15,000ルピア（約95〜142円）程度。

市内からボロブドゥール遺跡まで車をチャーター（貸切）する場合でも、半日（6時間程度）で500,000〜700,000ルピア（約4,750〜6,650円）ほどが相場です。

バス（トランスジョグジャ）

エアコン付きの公共バス「トランスジョグジャ（Trans Jogja）」は、市内の主要スポットを網羅しています。

運賃は一律3,600ルピア（約34円）！

専用のバス停から乗車するシステムで、路線図さえ把握できれば最強の節約移動手段になります。マリオボロ通りやプランバナン遺跡へのアクセスにも便利ですよ。

鉄道（KRLコミューターライン）

ジョグジャカルタから、隣町のソロ（スラカルタ）へ日帰り旅行に行くなら、通勤電車「KRLコミューターライン」が便利です。

運賃はなんと8,000ルピア（約76円）。

約1時間でソロに到着し、車内も清潔で快適。切符は交通系ICカードやGoPayなどのアプリで購入します。

ホテル代

ホテルのコスパの良さは、ジョグジャカルタの大きな魅力のひとつ。

• バックパッカー向けホステル：1泊100,000ルピア〜（約950円〜）
• 中級ホテル（3つ星クラス）：1泊350,000〜600,000ルピア（約3,325〜5,700円）
• 高級ホテル（5つ星クラス）：1泊1,500,000ルピア〜（約14,250円〜）

1泊5,000円も出せば、プール付きの綺麗なホテルに泊まれてしまうのがジョグジャカルタ。少し贅沢をして、憧れの高級リゾートに泊まるのも夢じゃありません！

観光：ボロブドゥール・プランバナン遺跡

ここで注意が必要なのが、世界遺産の入場料です。

物価の安いジョグジャカルタですが、遺跡のチケットだけは「観光地価格」となっています。

• ボロブドゥール遺跡（2025年現在）
  • 寺院の敷地のみ入場（Ground Ticket）: 外国人大人 25米ドル（約3,800円）
  • 遺跡の上に登る（Structure Ticket）: 外国人大人 55米ドル（約8,500円）
• プランバナン遺跡
  • 外国人大人 25米ドル（約3,800円）

遺跡の上に登るチケットは枚数制限があり、人気のため事前予約が必須。料金も高めですが、間近で見るレリーフやストゥーパ（仏塔）は圧巻です。ここだけは予算を多めに確保しておきましょう。

※チケット料金は米ドル建てで設定されていますが、支払いは当日のレート換算でルピアで行うことが一般的です。

【期間別】ジョグジャカルタ旅行の予算シミュレーション

「結局、いくらあれば足りるの？」という疑問にお答えすべく、滞在期間別の予算目安を作成しました。

※航空券代は含まず、現地で使う費用（宿泊・食事・移動・観光・お土産）の目安です。

2泊3日（弾丸ハイライトプラン）

ボロブドゥールとプランバナンの2大遺跡を効率よく回るプラン。

• 予算目安：約25,000円〜40,000円
  • 宿泊費：1万円（2泊分/中級ホテル）
  • 食費・交通費：0.5万円
  • 観光費：1.5万円（遺跡チケット2ヶ所＋登頂料など）
    観光チケット代が費用の半分近くを占めますが、その他の滞在費は驚くほど安く済みます。

3泊4日（王道ゆったりプラン）

遺跡巡りに加えて、王宮（クラトン）観光やマリオボロ通りでのショッピングも楽しむプラン。

• 予算目安：約35,000円〜55,000円
  • 宿泊費：1.5万円（3泊分）
  • 食費・交通費：1万円
  • 観光・スパ代：2万円
    毎日マッサージに行ったり、少し良いレストランで食事をしたりしてもこの金額。満足度は非常に高いですよ！

4泊5日（ディープな体験プラン）

近郊のソロへ遠出したり、伝統工芸のバティック体験をしたりと、ジャワ文化にどっぷり浸かるプラン。

• 予算目安：約45,000円〜70,000円
  • 宿泊費：2万円（4泊分）
  • 食費・交通費：1.5万円
  • 観光・体験費：2.5万円
    5日間滞在しても、現地費用だけで見れば国内旅行より安く済むかもしれませんね。

費用を賢く抑える！3つの節約ポイント

最後に、ジョグジャカルタ旅行をさらにお得に楽しむためのコツを3つ伝授します。

移動は「Grab」か「Gojek」を使い倒す！

タクシーの値段交渉は旅行者にとってストレスになりがち。配車アプリなら適正価格で移動でき、ボッタクリの心配もありません。バイクタクシー（Ojek）を選べば、車よりもさらに安く、渋滞もすり抜けられて一石二鳥です。

水はスーパーで「特大ボトル」を買う

毎日買うミネラルウォーター。コンビニで500mlを買い続けるより、スーパーで1.5リットルのボトルを買って、ホテルの部屋で自分のボトルに詰め替えるのが賢い方法。

1本数十円の差ですが、暑い国では水の消費量が多いので、意外と節約になりますよ。

食事は「地元客で賑わう」お店へ

観光客向けのレストランだけでなく、地元の人で賑わっているワルンやフードコートに挑戦してみましょう。

味は保証付きですし、お値段はレストランの3分の1以下。「ナシ・グドゥッ（Nasi Gudeg）」や「バクピア（Bakpia/緑豆ケーキ）」など、安くておいしいローカルグルメを探すのも旅の醍醐味です！

ジョグジャカルタは物価安の天国！メリハリ予算で最高の旅を

ジョグジャカルタの物価事情について解説してきましたが、いかがでしたか？

世界遺産の入場料だけは少し高いですが、それ以外の食事、移動、宿泊費は驚くほどリーズナブル。「観光にはお金をかけて、普段の食事や移動は賢く抑える」というメリハリのある使い方が、ジョグジャカルタ旅行を成功させる秘訣です。

浮いたお金で、憧れの高級ホテルにアップグレードしたり、スパで癒やされたりするのも素敵ですね。

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています。

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