三ヶ日観光で外せないおすすめスポット11選！モデルコースも紹介

三ヶ日ってどんなところ？

静岡県浜松市の西部に広がる三ヶ日エリアは、浜名湖の北岸に位置し、温暖な気候と豊かな自然環境から国内有数のみかん産地として知られています。特産品の「三ヶ日みかん」は、日本三大みかんの一つに数えられ、甘味と酸味のバランスが良いみかんとして全国に名を馳せており、主に11月～2月頃が旬です。

また、みかん狩り体験や、みかんを活かしたスイーツや加工品も地元施設や農園で楽しむことができます。浜名湖周辺では、養殖発祥の地とも言われる浜名湖産のうなぎや、遠州灘で獲れる新鮮な魚介類が味わえ、老舗からおしゃれなカフェまで多彩な飲食店が点在しています。

地元で獲れるうなぎは、ふっくらとした身と香ばしい焼き目が特徴で、観光客に人気です。さらに、三ヶ日は摩訶耶寺や大福寺といった歴史的な寺院や、徳川家康や井伊直虎ゆかりの史跡も残っており、大河ドラマの舞台となったスポットも点在します。

浜名湖畔を利用したカヤックやSUP、バナナボートなどのマリンスポーツ、ホテル併設型のレジャー施設、みかんをテーマにした体験型アクティビティも充実しています。三ヶ日エリアは、美しい景観、歴史的遺産、グルメ、アクティビティがそろっており、季節を通じて多彩な過ごし方が楽しめるエリアです。

絶対行きたい！三ヶ日の定番観光スポット9選

ここからは、三ヶ日観光に来たら絶対に外せない、定番で人気の観光スポットを9つ見ていきましょう。

長坂養蜂場

とろ〜り甘い幸せ！はちみつ専門店の絶品スイーツに舌鼓

長坂養蜂場は、静岡県浜松市北区三ヶ日町にある昭和10年創業の老舗はちみつ専門店です。店内では、「三ヶ日みかん蜂蜜」や、あかしあ蜂蜜と三ヶ日みかん蜂蜜をブレンドした「二代目のはちみつ」など、さまざまな種類のはちみつや加工品が揃い、量り売りや無料の試食も充実しています。

ガラス越しにみつばちの観察ができるコーナーや、採蜜体験・実演会など、子どもから大人まで楽しめる工夫もされています。観光客・地元民ともに人気の目玉商品が「はちみつソフトクリーム」で、クリーム自体にはちみつが練りこまれているうえ、提供時に「追いはちみつ」として二代目のはちみつをかけるスタイルが特徴です。

優しい甘さととろける食感はリピーターも多く、休日には多い日で2,000個以上売れることもあるほどの人気ぶりです。三ヶ日観光のドライブ途中に立ち寄りやすく、ふんわり広がるはちみつの香りに癒やされながら、味わい深いはちみつやスイーツを堪能できるスポットです。

浜名湖遊覧船

湖上を渡る風が心地いい！浜名湖の絶景をめぐる爽快クルーズ

三ヶ日エリアの観光ハイライトである浜名湖の美しい景色を存分に楽しめるアクティビティとして、「浜名湖遊覧船」が人気です。遊覧船は主に舘山寺港やフラワーパーク港から発着し、湖の穏やかな水面をゆったりクルージングできます。

メインとなる30分周遊コースでは、定員150名の大型双胴船「ハイビスカス」などが運航し、1階は冷暖房完備、2階は開放的なオープンデッキから浜名湖とその周辺の景色を360度満喫できます。

湖上からは、東名高速道路の浜名湖橋や舘山寺温泉エリア、入り組んだ奥浜名湖の海岸線、湖に浮かぶ赤い鳥居など、陸からは見られない特別な景色が楽しめます。クルージングは非日常的な体験で、晴れた日には青空と湖面の美しいコントラストが広がり、リフレッシュ効果も抜群です。

30分の周遊コースの他、季節や曜日によっては三ヶ日～舘山寺などを結ぶ60分コースもあります。

マルウ外山農園（三ヶ日みかん狩り）

太陽の恵みを丸かじり！もぎたて三ヶ日みかんは格別の味

三ヶ日町の「マルウ外山農園」は、浜名湖を望む景観の中で三ヶ日みかん狩りが楽しめる観光農園です。みかん狩り体験は秋の10月下旬から11月下旬まで開催されており、収穫したてのみかんをその場で味わえます。

制限時間は120分で食べ放題となっており、一般的な農園に比べてもゆったりと楽しめる設定です。大人（中学生以上）は1,500円（おみやげ付き）、小学生は1,000円、幼児は800円で、おトクなお土産プランも好評です。

園内では、自分で選んでハサミを入れ、みかんを収穫する体験ができ、弾ける香りと甘酸っぱい果汁の瑞々しさを味わえます。取れたてのみかんはスーパー等で購入するものとは異なるフレッシュな風味が特徴で、農園ならではの特別感があります。

方広寺（ほうこうじ）

凛とした空気に心洗われる。奥浜名湖の山間に佇む禅寺

奥浜名湖の山あいに佇む方広寺は、静岡県浜松市浜名区にある臨済宗方広寺派の大本山で、正式には深奥山方広萬寿禅寺と称します。南北朝時代の1371年、奥山朝藤が後醍醐天皇の皇子・無文元選禅師を招き開山した禅寺で、地元では「奥山の半僧坊さん」として親しまれています。

広大な境内には杉木立に囲まれた趣ある参道や山門があり、静寂に包まれた環境は禅寺ならではの荘厳な雰囲気です。特に印象的なのが「五百羅漢」で、境内や参道、らかんの庭などに苔むした500体以上の羅漢像が点在しています。

上記の像は江戸時代の明和期に制作され、それぞれ異なる表情やポーズを持ち、「自分に似た顔が見つかる」とも伝えられるほか、増減するという不思議な逸話も残っています。

濱名惣社神明宮（はまなそうしゃしんめいぐう

井伊直虎も祈願した！歴史の息吹を感じる静寂のパワースポット

濱名惣社神明宮は、静岡県浜松市北区三ヶ日町の緑豊かな丘の上に鎮座する神社で、平安時代に編纂された『延喜式神名帳』（901～922年）にも社名が記される遠江国浜名郡の式内社です。御祭神は太田田根子命で、当地は古くより伊勢神宮の御厨（神領地）としても栄え、浜名湖一帯の総社として地域住民から厚く信仰されてきました。

本殿は丘の上にあり、国指定文化財にもなっています。境内には推定樹齢数百年ともされる巨大なクスノキが御神木としてそびえ立ち、力強い姿が印象的です。

静謐な空気に包まれた境内で御神木にそっと手を触れれば、古代から受け継がれる自然のエネルギーと歴史の重みを肌で感じることができるでしょう。

千頭峯城跡（ちかみねじょうあと）

絶景を見下ろす天空の城！歴史ロマンと爽快ハイキング

千頭峯城跡は、静岡県浜松市浜名区三ヶ日町摩訶耶に位置する南北朝時代の山城遺跡で、標高137mの尾根に築かれています。井伊谷城の詰城（いわゆる戦時の防御拠点）として機能し、井伊家の一族である奥山朝藤が守将を務めていたことで有名です。

1339年（暦応2年）、南朝方に属していた井伊家は、後醍醐天皇の皇子・宗良親王を迎えて北朝軍と戦い、千頭峯城は三岳城を本城とする南朝方4つの支城のひとつとして、重要な役割を担っていました。

この戦いでは、北朝方の高師兼による攻撃で3カ月間持ちこたえたものの、最終的には落城。その後も戦国時代には今川氏や徳川氏によって見張りの砦や駐屯地として利用されていたと考えられ、現在も曲輪や土塁、堀切、井戸の跡などが良好な状態で残っています。

現在は気軽に登れるハイキングコースが整備されており、摩訶耶寺のそばなどから登山道に入って、約30分ほどで山頂まで到達できます。山頂からは井伊谷の町並みや浜名湖を一望することができ、歴史遺構と自然景観の両方を楽しめる場所です。

三ヶ日交通公園

ゴーカートにSLも！家族みんなで楽しめるレトロな公園

三ヶ日交通公園は、静岡県浜松市浜名区三ヶ日町にある、家族連れに人気の交通学習型公園です。公園内には信号や横断歩道など、実際の道路を模したコースが整備されており、子どもたちはゴーカートや自転車を運転しながら交通ルールを楽しく学ぶことができます。

ゴーカートは全長約450mのコースで運転体験ができ、子どもはもちろん、小さなお子様向けに三輪車や補助付き自転車も無料で貸し出されています。自転車とヘルメットのレンタルは土日祝日のみ、午前9時〜正午と午後1時〜3時30分に実施されており、どちらも無料です。なお大人向け自転車の貸出しはありませんのでご注意ください。

また、公園のシンボルとしては、戦中の1943年製C58形蒸気機関車（シゴハチ）が保存展示されており、間近でその威容を見ることができます。機関車を背景に記念撮影を楽しむファミリーも多く、鉄道ファンにも人気のスポットです。

奥浜名湖展望公園

浜名湖を一望！ドライブの途中に立ち寄りたい天空の絶景スポット

奥浜名湖展望公園は、静岡県浜松市北区に位置し、浜名湖や三ヶ日町の町並みを一望できる絶景スポットです。公園の展望エリアからは、湾曲する猪鼻湖や広大な浜名湖、のどかな町並みまで見渡すことができます。

天気が良い日には、遠く遠州灘や浜松アクトタワーなど浜松市街、さらには富士山までも見える場合があり、夕刻には湖面がオレンジ色に染まる幻想的な風景を楽しむことができます。

展望公園は「新・浜松の自然100選」にも選ばれるほど眺望が素晴らしく、展望台自体は老朽化のため取り壊されていますが、2024年に園内の県有林が大規模に伐採され、浜名湖の景色が以前よりいっそう開放的になりました。現在も駐車場から展望エリアまで徒歩すぐでアクセスでき、十分なパノラマが楽しめます。

恋人の聖地 浜名湖SA ハートロック

浜名湖の絶景に愛を誓う！ドライブデートの鉄板スポット

東名高速道路上り線にある「浜名湖サービスエリア」は、「恋人の聖地」として公式に認定されている特別なスポットです。唯一無二の特徴は、浜名湖を一望できる高台に設置された「幸せの鐘」と、フェンスに並ぶハート型の南京錠「ハートロック」。

売店や自動販売機で購入できるハートロックに願いや名前を書き、2人でフェンスにかければ愛の証として人気を集めています。ロックに付属のストラップや短冊に願いを書き込むこともでき、カラフルな南京錠がフォトスポットとしても注目されています。

サービスエリアとしても、浜名湖産うなぎを使った「鰻重」や「カップ鰻めし」、浜名湖産あおさ使用のうどん・そば、浜松餃子などご当地グルメが充実。展望公園や芝生広場からは、浜名湖の絶景や夕陽を眺めながら食事や休憩を楽しめます。

人とは違う旅がしたい！三ヶ日の穴場観光スポット2選

定番もいいけど、少し落ち着いた場所を巡りたい方におすすめ。ここからは、三ヶ日観光で訪れたい穴場スポットを2つ紹介します。

猪鼻湖神社

湖に浮かぶ朱色の鳥居が目印！静かな水面に祈りを捧げる

猪鼻湖神社は、静岡県浜松市北区三ヶ日町下尾奈瀬戸の猪鼻湖畔に鎮座する神社です。湖と一体化した景観の中に、印象的な赤い太鼓橋が架けられ、その先の小島に社殿が建てられています。

神社の規模は大きくありませんが、湖面に太鼓橋や鳥居が映る風景はとても幻想的です。ご祭神は武甕槌命（たけみかづちのみこと）と市杵島姫命（いちきしまひめのみこと）で、縁結び、家運隆昌、五穀豊穣、海上安全などのご利益があるとされています。

参拝者は湖のそばに立ち、波音や鳥の声に包まれながら静かに手を合わせることができ、パワースポットや絶景神社として地元でも評判です。派手さはありませんが、猪鼻湖や浜名湖のサイクリングロード沿いにも位置しているため、自然の景色を楽しみながら気軽に立ち寄れるのも魅力です。

大福寺（だいふくじ）

家康公ゆかりの古寺で文化財めぐり。静寂な時間を楽しむ

大福寺は、静岡県浜松市浜名区三ヶ日町の静かな丘に位置する高野山真言宗の古刹です。貞観17年（875年）に、教待上人が創建したと伝えられています。

その後、鎌倉時代に現在地へ移され、長い歴史を持つ寺院です。本尊は薬師如来で、湖北五山の一つにも数えられます。

大福寺の最大の見どころは、国の重要文化財に指定されている「紙本墨書瑠璃山年録残篇（しほんぼくしょるりさんねんろくざんぺん）」や「絹本著色普賢十羅刹女像（けんぽんちゃくしょくふげんじゅうらせつにょぞう）」など、数多くの古い仏画・古文書・仏像です。

三ヶ日おすすめモデルコース

豊富にある見どころをどう回ればいいか分からない！という方のために、定番スポットとグルメを効率よく巡る、車での移動を想定した1dayモデルコースを提案します。

定番とグルメを巡る！三ヶ日満喫ドライブコース

まとめ

浜名湖の美しい自然、歴史ロマン、美味しいグルメと、三ヶ日エリアには魅力的な観光スポットが豊富にあります。定番の名所を巡る王道ルートも、静かな穴場を訪ねる旅も、どちらも素敵な思い出になるでしょう。

本記事で紹介したスポットやモデルコースを参考に、あなただけの三ヶ日観光プランを立てて、次の休日にぜひお出かけしてみてください！

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています。

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