【ANAマイル】貯め方は?基本から陸マイラーのワザまで徹底紹介
ANAマイルはANAの航空券やアップグレードなどに交換できるポイントのようなもの。上手に貯めれば旅をより楽しめます!でもぜんぜん貯まらないという人も多いのでは? この記事では、ANAマイルの貯め方を解説。基本的な方法から陸マイラーが実践している最速の貯め方まで紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
ANAマイルはANAの航空券やアップグレードなどに交換できるポイントのようなもの。上手に貯めれば旅をより楽しめます!でもぜんぜん貯まらないという人も多いのでは?
この記事では、ANAマイルの貯め方を解説。基本的な方法から陸マイラーが実践している最速の貯め方まで紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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ANAマイルとは?使い方は?
そもそもANAマイルとは何のことなのでしょうか?どうやって貯めて、どう使えばいいのでしょうか?
まずはANAマイルの基本から紹介しましょう。
ANAマイルの基本はお店のポイントと同じ
マイルというとピンとこない人が多いかもしれませんが、航空会社が提供しているポイント制度のことです。基本はクレジットカードや家電量販店、デパートでよく見るポイントと同じ。お店では買い物をすれば数%のポイントが貯まり、そのポイントを金額に換算してまた買い物ができます。ANAマイルもこれと同じで、基本的にはANAの飛行機を利用すればポイント(マイル)が貯まり、そのマイルでまたANAの飛行機に乗れるという仕組みです。
利用するにはANAマイレージクラブに入る
家電量販店やデパートのポイントはそのお店の会員になることで貯めることができます。ANAマイルも同じ。ANAマイレージクラブに入会することでマイルが貯まり、ANAマイルを航空券などのサービスと交換することができるようになります。
ANAマイレージクラブに入会するのには入会費や年会費などは必要ありません。18歳以上なら学生(高校生は不可)でも入会可能です。
ANAマイルは有効期限がある
ANAマイルを貯める前に覚えておくべきなのは、ANAマイルには有効期限があるということ。サービスを利用しマイルを貯めた月から数えて36ヶ月(3年間)でそのマイルは消滅します。つまり10年かけてじっくり貯めたマイルで飛行機に乗るのは難しいということ。
ただしある手続きを利用することによって、マイルを使用する日を先延ばしにすることができます。
①航空券に交換する
3年の有効期限をさらに1年以内の間だけ先延ばしするなら、航空券に交換する方法があります。航空券の有効期限は発券から1年間なので、ANAマイルの有効期限が切れる直前に発券の手続きをすれば、使う日を1年後まで先延ばしできるのです。
②他社ポイントと相互交換する
ANAマイルは他社のポイントに交換できます。そこで有効期限が切れそうなマイルを他社のポイントに交換し、再度ANAマイルに交換するのです。ポイント交換の手数料としてポイントが減りますが、新規にマイルを獲得した扱いで再び3年間の有効期限となります。
貯まったマイルは特典航空券と交換
ANAマイルが貯まったら特典航空券へ交換できます。ポイントを使って無料で空の旅ができるのはうれしいですよね!
国内線の必要マイル数
特典航空券は、飛行距離によって必要なマイルが決まっています。
たとえば東京発の便の場合の片道の必要マイル数がこちら。2024年10月27日以降は改定後の必要マイル数となります。
区間 | ローシーズン | レギュラーシーズン | ハイシーズン |
---|---|---|---|
0~300マイル 東京〜大阪など | 改定前:5,000 | 改定前:6,000 | 改定前:7,500 |
301~800マイル 該当なし | 改定前:6,000 | 改定前:7,500 | 改定前:9,000 |
801~1,000マイル 東京〜沖縄など | 改定前:7,000 | 改定前:9,000 | 改定前:10,500 |
1,001~2,000マイル 東京〜石垣など | 改定前:8,500 | 改定前:10,000 | 改定前:11,500 |
ローシーズンやレギュラーシーズン、ハイシーズンがいつか、また他の区間のマイル数などは、こちら(ANAの公式サイト)を確認してください。
国際線の必要マイル数
国際線の必要マイル数は行き先によって大きく異なります。ANAが設定している渡航先のゾーンがこちら。
日本(Zone 1) | 日本 |
---|---|
韓国・ロシア1(Zone 2) | ソウル ウラジオストク |
アジア 1(Zone 3) | 北京 大連 瀋陽 青島 上海 杭州 広州 厦門 成都 武漢 深セン 香港 台北 マニラ |
アジア 2(Zone 4) | シンガポール バンコク ホーチミン ヤンゴン ジャカルタ ムンバイ デリー ハノイ クアラルンプール プノンペン チェンナイ |
ハワイ(Zone 5) | ホノルル |
北米(Zone 6) | ロサンゼルス サンフランシスコ シアトル サンノゼ ワシントン ニューヨーク シカゴ ヒューストン バンクーバー メキシコシティ |
欧州・ロシア2(Zone 7) | ロンドン パリ フランクフルト ミュンヘン デュッセルドルフ ブリュッセル ウィーン ミラノ ストックホルム モスクワ イスタンブール |
オセアニア(Zone 10) | シドニー パース |
また座席クラスによっても必要マイルはかなり異なります。一例としてハワイ便とヨーロッパ(ロンドン、パリなど)の片道航空券の必要マイル数を見てみましょう。
ハワイ(Zone5)の場合
対象クラス | ローシーズン | レギュラーシーズン | ハイシーズン |
---|---|---|---|
エコノミー | 35,000マイル | 40,000マイル | 43,000マイル |
プレミアムエコノミー | 53,000マイル | 58,000マイル | 61,000マイル |
ビジネスクラス | 80,000マイル | 85,000マイル | 90,000マイル |
ファーストクラス | 120,000マイル | 140,000マイル | 160,000マイル |
欧州・ロシア2(Zone7)の場合
対象クラス | ローシーズン | レギュラーシーズン | ハイシーズン |
---|---|---|---|
エコノミー | 45,000マイル | 45,000マイル | 45,000マイル |
プレミアムエコノミー | 67,000マイル | 77,000マイル | 82,000マイル |
ビジネスクラス | 110,000マイル | 115,000マイル | 120,000マイル |
ファーストクラス | 165,000マイル | 190,000マイル | 220,000マイル |
シーズンや他の地域への必要マイル数については、こちら(ANAの公式サイト)を確認してください。
もっとも少ないのは韓国行きの航空券で、ローシーズンのエコノミークラスが12,000マイル。ハイシーズンの欧州へのファーストクラスがもっとも高く、22万マイルとなります。
貯まったマイルはアップグレードに使う方がおトク
貯まったマイルで特典航空券を手に入れるのが一般的な使い方ですが、実はさらにおトクなのは、航空券を自分で購入し、マイルを使ってアップグレードする方法です。
アップグレードとは、追加料金を払ってエコノミークラスからビジネスクラスや、ビジネスクラスからファートクラスに航空券を交換してもらうこと。基本的に1クラスだけアップグレードすることができます。
アップグレードに必要なマイル数がこちら。
区間基本マイレージ | エコノミーからプレミアムエコノミー | プレミアムエコノミー・エコノミーからビジネス | ビジネスからファースト |
---|---|---|---|
0~2,000 | 9,000マイル | 12,000マイル | 20,000マイル |
2,001~3,500 | 15,000マイル | 18,000マイル | 30,000マイル |
3,501~4,500 | 15,000マイル | 20,000マイル | 35,000マイル |
4,501~5,500 | 20,000マイル | 25,000マイル | 40,000マイル |
5,501~ | 20,000マイル | 28,000マイル | 45,000マイル |
航空券の値段は季節や便によっても大きく異なりますが、一般的にエコノミークラスと比較してビジネスクラスが3倍、ファーストクラスが10倍高いというイメージです。普通にお金を払ってアップグレードすると、それだけの金額を支払わなければなりませんが、マイルを使ったアップグレードはかなり格安な設定。つまり普通にチケットを購入し、マイルを使ってアップグレードした方がずっとおトクなのです。
それぞれの1マイルが持つ価値を金額に換算するとこのようなイメージになります。
利用の種類 | 必要マイル | 1マイルあたりの金額 |
---|---|---|
無料航空券(エコノミー) | 45,000マイル | 約2.5円 |
無料航空券(ビジネス) | 115,000マイル | 約4.5円 |
無料航空券(ファースト) | 190,000マイル | 約7.5円 |
アップグレード(エコノミーからビジネス) | 28,000マイル | 約14.5円 |
アップグレード(ビジネスからファースト) | 45,000マイル | 約19円 |
実際の金額は時期や渡航先、便によっても異なりますが、マイルはアップグレードに使った方が何倍もおトクであることは間違いありません。
マイルはサービスや商品にも交換できる
ANAマイルは航空券やグレードアップだけではなく、サービスや商品と交換することもできます。
ANA SKYコインに交換
ANAスカイコインはANAが提供しているポイントサービス。国内線や国際線の航空券やツアーパック、旅行商品を購入できます。有効期限が1年間となりますが、10,000マイル以上だと1.2倍~1.7倍のレートで交換でき、使い方によってはおトクに旅行できます。
ANAセレクションで商品に交換
ANAセレクションは10,000マイル以上から交換できる特典。マイルで食品や旅行チケット、腕時計などたくさんの商品を購入できます。
ANAショッピングで買い物
ANAショッピングは、ANAが提供しているA-Styleというショッピングサイトでマイルを使って商品を買えるサービス。現金と同じ感覚でマイルを使えます。またANAショッピングのサイトで現金を使って買い物をすればマイルを貯めることも可能です。
ANAの提携ホテルやレストランなどの支払い
ANAマイルは、ANAが提携しているホテルやレストランなどの利用代金として現金代わりに使うこともできます。現金での支払いよりも料金が格安になるのでおトクです。
他社ポイントに変換
ANAマイルは他社ポイントと交換することができます。基本的に1マイル=1円相当のポイントと交換可能。たとえば楽天Edyのチャージ、SuicaやPASMOのチャージ、nanacoポイントへの交換、楽天ポイントへの交換などができるので、期限切れまでに旅行の予定がなくてもマイルが無駄になりません。
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ANAマイルの基本的な貯め方は?
入会費や年会費が無料なのでANAを利用する機会があるなら貯めた方がいいANAマイレージ。ではどうやったらマイルが貯まっていくのでしょうか?まずは基本的な貯め方から解説します。
ANAの飛行機に搭乗する
マイルを貯める基本は、ANAの国内線・国際線に搭乗することです。ANAマイレージクラブに入会し、ANAの飛行機に乗ればマイルは溜まっていきます。ではどれくらい貯まるのでしょうか。
国内線の場合
国内線は、飛行した距離に予約クラスの積算率をかけて、獲得できるマイルが決まります。まずは距離別の獲得マイルから。東京発の便の基本マイルはこのようになります。
区間 | 区間基本マイル |
---|---|
東京〜札幌 | 510 |
東京〜大阪 | 280 |
東京〜福岡 | 567 |
東京〜沖縄 | 984 |
東京〜石垣 | 1,224 |
この基本マイルをもとに、予約クラスによる積算率をかけます。
こちらが予約クラス別の積算マイル率です。
区間基本マイレージに対する積算率 | 予約の種類 |
---|---|
150% | プレミアム運賃 プレミアム障がい者割引運賃 プレミアムBiz プレミアムビジネスきっぷ |
125% | ANA VALUE PREMIUM 3 ANA SUPER VALUE PREMIUM 28 プレミアム株主優待割引運賃 プレミアム小児株主優待割引運賃 |
100% | ANA FLEX ビジネスきっぷ 障がい者割引運賃 介護割引 各種アイきっぷ Biz |
75% | ANA VALUE 1 ANA VALUE 3 ANA VALUE 7 ANA SUPER VALUE 21 ANA SUPER VALUE 28 ANA SUPER VALUE 45 ANA SUPER VALUE 55 ANA SUPER VALUE 75 ANA VALUE TRANSIT ANA VALUE TRANSIT 1 ANA VALUE TRANSIT 3 ANA VALUE TRANSIT 7 ANA SUPER VALUE TRANSIT 21 ANA SUPER VALUE TRANSIT 28 ANA SUPER VALUE TRANSIT 45 ANA SUPER VALUE TRANSIT 55 ANA SUPER VALUE TRANSIT 75 株主優待割引運賃 小児株主優待割引運賃 いっしょにマイル割(同行者) |
50% | 個人包括旅行運賃 包括旅行割引運賃 スマートU25 スマートシニア空割 ANA SUPER VALUE SALEなど |
割引されて運賃が安くなる予約だと獲得できるマイルは少ないというイメージですね。
たとえばANA SUPER VALUE 45(45日前割引)で予約して東京から福岡に行った場合の獲得マイルは、こうなります。
- 567(区間基本マイル)×75%(積算率)=425.25
小数点以下は切り捨てで、この計算式から、獲得マイルは425マイルになります。
国際線の場合
国際線の場合も、区間基本マイルと予約クラスによる積算率で決まります。
区間基本マイルの一例がこちら。
区間 | 区間基本マイル |
---|---|
東京〜ソウル | 758 |
東京〜台北 | 1,330 |
東京〜ホノルル | 3,831 |
東京〜シドニー | 4,863 |
東京〜ロサンゼルス | 5,458 |
東京〜ロンドン | 7,767 |
その他の区間の基本マイルについては、こちら(ANA公式サイト)をご覧ください。
一方の積算率は、ファーストクラスなど座席のクラスが上がれば高くなり、割引率が高く料金が安い予約だと積算率は低くなるイメージ。
座席クラス別の積算率はこうなります。
ファーストクラス
予約クラス | 区間基本マイレージに対する積算率 |
---|---|
F | 150% |
A | 150% |
ビジネスクラス
予約クラス | 区間基本マイレージに対する積算率 |
---|---|
J | 150% |
C、D、Z | 125% |
P | 70% |
プレミアムエコノミー
予約クラス | 区間基本マイレージに対する積算率 |
---|---|
G、E | 100% |
N | 70% |
エコノミークラス
予約クラス | 区間基本マイレージに対する積算率 |
---|---|
Y、B、M | 100% |
U、H、Q | 70% |
V、W、S、T | 50% |
L、K | 30% |
予約クラスに書かれているアルファベットに対応する予約はこちらです。
予約の種類 | エコノミークラス | プレミアムエコノミークラス | ビジネスクラス | ファーストクラス |
---|---|---|---|---|
SuperValue | L |
| P |
|
Value | Q,H, S,W,V |
|
|
|
ValuePlus |
| E | D,Z |
|
Basic | Q,H, S,W,V |
|
| A |
BasicPlus | U,M,E,B | G,E | D |
|
Flex | Q,W |
|
|
|
FlexPlus | B |
| J,C |
|
FullFlex(普通運賃) |
|
|
|
|
FullFlex Plus(普通運賃) | Y | G | J | F |
たとえばエコノミークラスのValueでホノルルに行った場合、このような計算になります。
- 3,831(区間基本マイル)×70%(積算率)=2681.7
小数点以下は切り捨てで、獲得マイルは2681マイルです。
飛行機に搭乗して獲得できるマイルは少ない
計算からわかるように、国内線や国際線の搭乗で獲得できるマイル数はあまり多くありません。この方法だけでマイルを貯めて旅行に行けるのは年にかなりの回数の旅行に行っている人だけということになってしまいます。
しかし他の方法も組み合わせれば、ずっと効率的にマイルを貯めることができるのです。
ANAマイルの効率的な貯め方は?
特典航空券やアップグレードなど使いたい目的に対して、旅行で貯まっていくマイルはごくわずか。しかも3年で期限が切れてしまうのでは、ANAマイレージクラブは航空券代に年間数百万円も使っている人以外は意味がないことになってしまいます。しかしそんなことはありません。マイレージを使って旅行を楽しんでいる人のほとんどは、もっと上手にマイルを貯めているのです。
続いてはその方法を紹介しましょう!
ANAカードを使う
まずもっとも簡単なのが、クレジットカードをANAカードにすること。ANAマイルを獲得するならまずやっておくべき方法です。
航空券購入で効率よくマイル獲得
ANAカードを使って航空券を購入すれば、カードの利用ポイントとして100円につき1.5マイル〜3マイルを追加で獲得できます。しかも飛行機搭乗で獲得できるマイル数に15%〜25%のボーナスマイルの加算も。ANAの飛行機に搭乗する機会が多ければ、これだけでも効率がかなりアップします。
入会特典で大量にマイル獲得
ANAカードの中には、入会特典で大量にマイルを獲得できるものもあります。
とくにすごいのは、ANAアメックスゴールドカード。新規入会キャンペーンで獲得できるマイル数が多いことで有名です。このキャンペーンは入会するだけでなく、入会後3ヶ月以内に60万円、100万円、200万円など、規定金額以上の買い物をすることでマイルを大量獲得できるというもの。2024年9月30日まで実施していた入会キャンペーンでは、3ヶ月以内にカードを使って200万円以上の買い物をすると、なんと15万マイルも獲得できました。
これだけでハワイやヨーロッパに余裕で行けるマイル数!年会費が3万4,1000円と高価ですが、ゴールドカードを作るつもりで、3ヶ月以内に大きなカード決済の買い物をする予定がある人にはおすすめです。
またキャンペーンがないときでもANAの各カードは以下のマイルを入会時と継続時に獲得できます。
対象カード | 入会時 | 継続時 |
---|---|---|
ANAカード一般 | 1,000マイル | 1,000マイル |
ANAワイドカード・ANAゴールドカード | 2,000マイル | 2,000マイル |
ANAカードプレミアム | 10,000マイル | 10,000マイル |
普段の買い物でマイル獲得
クレジットカードで買い物をするとそれぞれのカードのポイントが貯まります。一般的なクレジットカードのポイントをANAマイルに交換することもできますが、必ずANAマイルに交換する人なら、最初からANAカードを使った方がレートが高めに設定されています。
たとえばANAワイドゴールドカードの場合、還元率は1%(100円で1マイル)。日常生活の出費でもマイルを貯めることができます。
毎月の固定費でマイル獲得
マイルを貯めるなら絶対にカード払いにしたいのが、光熱費や通信費、インターネット使用料、保険料などの固定費です。ANAカード経由での支払いにすれば、100円1マイルのレートでマイルを貯めることができます。
たとえば毎月の電気・ガス・水道が月合計3万円ならこれだけで年間3,600マイル。スマホやネットの通信費、保険代などその他の固定費がさらに月3万円なら、こちらでも年間3,600マイルが貯まるのです。
ANAカードマイルプラス加盟店でマイル獲得
普段の買い物をANAカードマイルプラスの加盟店ですれば、さらにマイルがもらえます。
たとえばマツモトキヨシでANAカード払いにすると、普段の還元率1%にプラスしてさらに100円=1マイルを獲得できます。つまり還元率は2%ということ。他にもセブンイレブンやイトーヨーカドー、ヤマダ電機、ココカラファイン、スターバックスコーヒー、高島屋、ENEOSなどが加盟しているので、これらのお店をよく使う人は効率よくマイルを貯めることができます。
ANAマイレージモールを経由してマイル獲得
ANAマイレージモールは、ANAのネットショッピングサイト。通販サイトで買い物をするときにANAマイレージモールを経由するだけでマイルを獲得できます。たとえばANAマイレージモールを経由してマツモトキヨシオンラインストアにいき、ANAカードで支払うと、100円=2マイルを追加。
つまり還元率は3%になります。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピング、無印良品、BICカメラなど、かなりの数の通販サイトが加盟しているので、通販で買うときはとにかくANAマイレージモールを経由するのがコツです。
ANAでんきでマイル獲得
ANAカードの会員が電気会社をANAでんきにすると、毎月300マイルを獲得できます。また入会キャンペーンを行っている時期なら、契約時にもマイルをゲット可能。2024年9月30日までのキャンペーンでは、ANAカード会員に1,000マイル、ANAマイレージクラブのみの会員には500マイルのプレゼントが行われていました。
ANAグルメマイルを利用する
ANAグルメマイルは、ANAマイレージモールのグルメ版。このサイトを利用して食事の予約をすると、利用に応じてマイルが貯まります。マイルの獲得方法は以下の3つのうちのいずれか。お店によって異なります。
- ディナー予約&利用で30マイル(ランチは5マイル)
- カード提示で100円あたり最大2マイル
- ANAカード決済で200円あたり1マイル
対象店舗は全国に4万店舗以上あります。
楽天Edyを使う
電子マネーの楽天Edyを利用すると、200円につき1マイルが貯まります。使えるのは楽天Edyの機能がついたANAカード。この方法も使えるよう、ANAカードの申込時に楽天Edyの機能をつけるのがおすすめです。またおサイフケータイつきのAndroid携帯でも使えます。
さらに月額330円のANAマイレージクラブ モバイルプラスに加入しておけば、楽天Edyで貯まるマイルが3倍。200円につき3マイルが貯まっていきます。
提携レンタカーを利用する
ANAと提携しているレンタカー会社を利用すると、利用金額や日数などに応じてマイルが貯まります。提携しているレンタカー会社と獲得できるマイルは以下のようになっています。
- ANAトラベラーズ レンタカー:100円ごとに1マイル
- ANAワールドレンタカー:100円ごとに1マイル
- アラモレンタカー:利用1回ごとに300マイル
- エイビスレンタカー:利用日数1日ごとに100マイル(最大500マイル)
- オリックスレンタカー:100円ごとに1~2マイル
- Jネットレンタカー:100円ごとに1マイル
- シクストレンタカー:利用1回ごとに350マイル
- スカイレンタカー:100円(税抜き)ごとに1マイル
- タイムズ カー レンタル:100円ごとに1マイル
- ダラーレンタカー:利用1回ごとに300マイル(ANAウェブサイトから予約の場合は100マイル積算)
- トヨタレンタカー:100円ごとに1マイル
- ナショナルカーレンタル:1日の利用ごとに50マイル(1回の利用最大300マイル)
- NISSAN e-シェアモビ: 200円につき1マイル
- 日産レンタカー:100円(税抜き)ごとに1マイル
- ニッポンレンタカー:100円ごとに1マイル
- ハーツレンタカー:利用1日ごとに50マイル
- バジェット・レンタカー:100円ごとに1マイルまたは 利用日数1日ごとに100マイル(最大500マイル)
ANAふるさと納税を利用
ふるさと納税をする場合、さとふるなど全国のふるさと納税をまとめているサイトを使う人が多いはず。そんなときには、ANAマイレージクラブ会員専用のANAのふるさと納税を利用すれば寄付額100円につき1マイルが貯まります。
さらにANAカード決済なら寄付⾦額200円につき1マイルを追加。ふるさと納税の返礼品は普通にもらいつつ、1.5%のレートでマイルもゲットできるのです。ふるさと納税は金額が大きくなる人も多いはず。効率よくANAマイルが貯まる方法なのでおすすめです。
ポイントサイトで貯める
飛行機に乗らずにマイルを貯めるいわゆる陸マイラーのうち、大量のマイルを獲得している人が実践しているのはポイ活です。これはポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルに交換する方法。大量のマイルを一気に獲得できる可能性もある裏ワザ的な方法となっています。
ポイントサイトの基本
ポイントサイトは、いろいろな方法でポイントを貯めて現金やマイルに交換できるサイト。スキマ時間に稼げることから、おこづかいサイトとも呼ばれています。ポイントの稼ぎ方はさまざま。たとえば以下のようなものがあります。
- アンケートに答える
- スマホアプリをインストールする
- クレジットカードを作る
- 証券口座を開設する
- 銀行口座を開設する
- サイトに新規登録する
- お店で食事をしてレビューを投稿する
- サイト経由で買い物をする
これらの活動をポイントサイト経由で行うと、それぞれの会社からポイントサイト側に広告料として報酬が支払われます。その中からユーザーにポイントとして還元されるという仕組みです。
ポイ活でポイントを大きく稼げる項目
ポイ活の多くはかける時間の割には得られるポイントが少なく、マイルを貯めるのにはあまり向いていません。また食事のレビューや買い物など、浪費につながってしまうことも。一方で以下のような活動はポイントが高く、なかには1万ポイント以上貯まるものもあります。
- クレジットカードを作る
- FX口座開設+取引
- 通信・プロバイダーの契約
- プロパンガス会社の契約
- ローンの組み替え
これらは年に何度も行うものではないのがデメリット。一方でこれらの見直しをちょうど行うタイミングの人は、合わせてポイ活を行えばポイントを大きく稼ぐことができるといわれています。
ポイントサイトの選び方
ポイ活は流行している反面、万人にはお勧めできないという声もあります。大きな理由は、悪質なサイトもあるから。情報漏洩したり大量の迷惑メールが届いたりすることもあるので、信頼できるサイトを選ぶ必要があります。歴史があり会員数が多いのは、たとえば以下のようなポイントサイトです。
- モッピー:会員数1200万人
- ハピタス:会員数530万人
- ポイントインカム:会員数500万人
ポイントをマイルに交換する方法
サイト内である程度ポイントが貯まったら、マイルに交換します。しかし普通にポイントサイト内でポイントをANAマイルに交換すると大きくレートが下がってしまうのがデメリット。たとえばポイントインカムの場合、3,500ポイント=100マイルとなっています。
ここで多くの陸マイラーが使うのが、〇〇ルートという裏ワザです。貯まったポイントを複数のポイントサイトやポイントプログラムを経由して交換していき、最後にANAマイルに交換するという手間をかけています。これがポイントサイトでマイルを稼ぐ際の必須項目。有名なのは、みずほルートまたはJQみずほルートと呼ばれる交換方法です。
仮に1万ポイントをみずほルートでマイルに交換すると、手順はこうなります。
- ポイントサイトのポイントをTポイントへ交換(1万ポイント→1万ポイント)
- TポイントからJRキューポへ交換(1万ポイント→1万ポイント)
- JRキューポから永久不滅ポイントへ交換(1万ポイント→2,000ポイント)
- 永久不滅ポイントからANAマイルへ交換(2,000ポイント→7,000マイル)
とても手間がかかり、ポイント交換に合計で約1ヶ月かかりますが、ANAマイルへのポイント交換率が70%にもなります。普通に交換した場合に3,500ポイント=100マイルでわずか2.8%になってしまうことを考えれば圧倒的な違いです。
デメリットは、4回も交換する手間。またポイントを交換する過程でJQカードセゾンとみずほマイレージクラブANAという2つのクレジットカードの使用も必須となります。裏ワザとはいえなかなかの手間であるのは事実。これだけの手間と時間をかけても平気で、スキマ時間を活かしたい人なら、ポイ活が向いているといえるかもしれません。
ANAマイルを貯めて旅を楽しもう!
ANAマイルは普通に年1〜2回の旅行をするだけではなかなか貯まらないもの。しかしANAマイルが貯まるクレジットカードを利用するなど、普段の生活からマイルを貯める仕組みをつくれば、気づかないうちにどんどん貯まっていきます。
3〜4人家族が光熱費や買い物の支払いをANAカードにすれば、年に1回東京から沖縄に行けるくらいのマイルが貯まるという試算もあるほど。
今回の記事を参考にして、ANAマイルを貯めてみてはいかがでしょうか?
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