【2025年最新】マラケシュの物価は日本より安い？旅費の相場や費用を抑えるコツを徹底解説！

マラケシュの物価の基本情報【2025年版】

まずは、マラケシュの物価の全体像をつかみましょう。

モロッコの通貨は「モロッコ・ディルハム（DH / MAD）」です。

2024年11月現在、1モロッコ・ディルハム＝約15.5円。

計算する時は、「ディルハムの金額 × 15〜16」とざっくり覚えておくと便利ですよ！

ここでは、旅行中に特によく使う9つの項目の相場を表にまとめました。

マラケシュの主な物価早見表

※1モロッコ・ディルハム＝15.5円で計算（2025年12月時点）。レートは変動するため、最新情報をご確認ください。

【食事編】マラケシュの物価は高い？安い？

旅行の楽しみといえば、やっぱりグルメですよね！

マラケシュの食費は、「どこで食べるか」によって大きく変わります。観光客向けのレストランは日本と同じくらいの価格設定ですが、地元の人たちが通うお店なら、かなり安くお腹いっぱいになれますよ。

ローカル食堂なら500円以下でお腹いっぱいに！

メディナ（旧市街）の路地裏や、新市街のローカルなエリアにある食堂は、バックパッカーや節約派の強い味方。

モロッコのサンドイッチやパニーニなら、20〜30ディルハム（約310〜460円） ほど。

タジン鍋やクスクスといった定番料理も、ローカルなお店なら 30〜50ディルハム（約460〜770円） で食べられます。パン（ホブス）が無料でついてくることがほとんどなので、ボリュームも満点なんです！

観光地のレストランは日本並みの価格

一方、フナ広場周辺のテラス席があるレストランや、おしゃれなカフェでの食事は少しお高め。

ランチのセットで 100〜150ディルハム（約1,550〜2,300円）、ディナーで前菜・メイン・ドリンクを頼むと 200〜300ディルハム（約3,100〜4,600円） ほどかかることもあります。

ただ、テラスから眺める夕日やメディナの景色はプライスレス！ 旅行中に一度は、奮発して素敵なディナーを楽しむのもおすすめですよ。

アルコールは「高い」＆「見つけにくい」

ここで注意したいのがお酒事情。モロッコはイスラム教の国なので、アルコールを提供しているお店は限られています。

リカーショップ（お酒の販売店）や、一部の観光客向けレストラン、ホテルのバーでしか飲めません。

ビール（330ml）1杯で 50〜80ディルハム（約770〜1,240円） と、日本よりもかなり割高。お酒好きの方は、予算を多めに見積もっておきましょう。

カフェ文化を楽しもう！「ヌスヌス」って知ってる？

モロッコはカフェ文化がとても発達しています。街のいたるところにカフェがあり、男性たちが一日中おしゃべりを楽しんでいる光景もよく見かけます。

おすすめは、コーヒーとミルクを半分ずつ入れた「ヌスヌス（Nous-Nous）」。ローカルなカフェなら 10〜15ディルハム（約150〜230円） で楽しめます。

もちろん、名物の甘〜い「ミントティー」も 10〜15ディルハム（約150〜230円） ほど。歩き疲れたらカフェでひと休み、がマラケシュ流です。

フナ広場のオレンジジュースは必飲！

ジャマ・エル・フナ広場の名物といえば、屋台の生搾りオレンジジュース！

以前は4ディルハム（約60円）という激安価格でしたが、近年の物価上昇で現在は 10〜20ディルハム（約150〜310円） ほどになっています。それでも、その場で絞ってくれるフレッシュなジュースは格別のおいしさですよ！

【交通費編】タクシーは交渉制？アプリは使える？

マラケシュ市内の移動は、タクシーか徒歩が基本。また、空港からの移動にはバスも便利です。

タクシー（プチタクシー）はメーター利用が鉄則！

市内を走るベージュ色の小型タクシーは「プチタクシー」と呼ばれます。

基本的にはメーター制で、初乗りは 7ディルハム（約110円） 程度から。

しかし、観光客とわかるとメーターを使わずに高額な料金（50ディルハム〜など）をふっかけてくるドライバーも少なくありません。

乗車前に「メーターを使って（Turn on the meter / Khaddam l-counter）」と頼むか、事前に相場を確認して交渉するのが安く済ませるコツです。

最近では、配車アプリの「inDrive」や「Careem」も普及してきています。料金が事前にわかるので、交渉が苦手な方はアプリを使うのがおすすめですよ！

鉄道（ONCF）でカサブランカへ

マラケシュからカサブランカやタンジェなど、他の都市へ移動する場合は鉄道（ONCF）が便利です。

マラケシュ駅〜カサブランカ（カサ・ヴォヤジャー駅）までは、2等車で 110〜150ディルハム（約1,700〜2,300円） ほど。所要時間は約2時間半です。

日本の新幹線や特急に比べると、かなりリーズナブルに移動できますね。

空港バスは30ディルハム

マラケシュ・メナラ空港から市内（フナ広場近くなど）へは、ALSAバス（L33系統など）が走っています。

料金は片道 30ディルハム（約460円）、往復で購入すると少しお得になることも。

タクシーだと空港から市内まで固定料金（または交渉）で 70〜100ディルハム（約1,080〜1,550円） ほどかかるので、荷物が少なければバスが断然お得です。

【宿泊編】憧れの「リアド」に泊まりたい！

マラケシュに来たら、絶対に泊まりたいのが「リアド（Riad）」。

リアドとは、古い邸宅を改装したモロッコ風の宿のこと。中庭があり、タイル装飾がうつくしいのが特徴です。

リアドの相場はピンキリ

リアドの価格は、日本の旅館と同じようにランクによって大きく異なります。

• 格安・バックパッカー向け：ドミトリーやシンプルな個室なら、1泊 100〜250ディルハム（約1,550〜3,900円）。
• 中級（快適・おしゃれ）：個室で朝食付き、内装も綺麗な一般的なリアドなら、1泊1室 500〜1,000ディルハム（約7,750〜15,500円）。2人で泊まれば1人あたり4,000円〜8,000円ほどと、意外とリーズナブル！
• 高級（ラグジュアリー）：プール付き、スパ併設などの高級リアドは、1泊1室 2,000ディルハム（約31,000円） 以上。上を見ればキリがありません。

せっかくのマラケシュ滞在なら、1泊1室800ディルハム（約12,400円）前後のリアドを選ぶと、モロッコらしい雰囲気を存分に味わえて満足度が高いですよ！

【観光編】入場料の値上げに注意！

実は今、モロッコの観光施設の入場料が値上がり傾向にあります。

以前のガイドブックの情報とは異なっている場合が多いので、最新情報をチェックしておきましょう。

マジョレル庭園（Jardin Majorelle）

イヴ・サンローランが愛した青い庭園。マラケシュ屈指の人気スポットです。

現在の入場料は 170ディルハム（約2,400円）。

さらに、隣接するイヴ・サンローラン美術館との共通チケットなどを購入すると、もう少し高くなります。オンラインでの事前予約が必須になっているのでご注意を！

バヒア宮殿（Bahia Palace）

うつくしいタイルや天井画が見事な宮殿。

以前は70ディルハムでしたが、現在は 100ディルハム（約1,550円） に値上がりしています（※一部情報では70のままの場合もありますが、予算は多めに見ておきましょう）。

マラケシュ旅行の予算目安は？

それでは、実際にマラケシュ旅行に行くといくらかかるのでしょうか？

航空券代を除いた、現地で使う費用（宿泊・食事・移動・観光・お土産）の目安を期間別にシミュレーションしてみました。

※航空券代はシーズンによりますが、日本からだと往復15万円〜25万円ほどが相場です。

2泊3日（弾丸・または周遊の一部）

予算目安：約2.5万円〜4万円

カサブランカやフェズなど、他の都市と組み合わせて訪れるパターン。

• 宿泊費（中級リアド2泊）：約1.5万円（2名1室利用時の1名分なら約8,000円）
• 食費・カフェ代：約1万円
• 観光・移動費：約1万円

3泊4日（スタンダード）

予算目安：約3.5万円〜5.5万円

マラケシュを拠点に、少しゆったり過ごすプラン。

• 宿泊費（中級リアド3泊）：約2.3万円（2名1室利用時の1名分なら約1.2万円）
• 食費・カフェ代：約1.5万円
• 観光・移動・お土産代：約1.5万円

4泊5日（砂漠ツアーなどを含む場合）

予算目安：約5万円〜8万円

マラケシュ滞在に加え、近郊のエッサウィラへの日帰りや、サハラ砂漠ツアー（1泊2日〜）に参加する場合。

• 宿泊費：約3万円〜
• ツアー代・移動費：約1.5万円〜
• 食費・その他：約2万円

マラケシュで費用を抑える3つのコツ

最後に、物価が上がってきているマラケシュで、賢く旅費を抑えるコツを伝授します！

お土産は「言い値」で買わない！

スーク（市場）でのお買い物は、基本的に値札がありません。

店員さんは観光客には高めの値段（最初の言い値は相場の2〜3倍なんてことも！）を言ってきます。

「高いよ〜（Ghali bezzaf / ガリ・ベザフ）」と笑顔で交渉を楽しみましょう。まとめ買いをするから安くして、と頼むのも効果的ですよ。

水や日用品は「スーパーマーケット」で調達

メディナの中には小さな商店しかありませんが、新市街（ギリーズ地区）に行くと「Carrefour（カルフール）」などの大型スーパーがあります。

ミネラルウォーターやお菓子、ばら撒き用のお土産（アルガンオイルなど）は、定価が決まっているスーパーで買うのが一番安くて安心です。

空港送迎は事前に手配かバス利用

空港到着ロビーで待ち構えているタクシーは、高額な料金を吹っかけてくることが多いです。

宿泊するリアドに送迎を頼んでおく（相場は150〜200ディルハムほどですが安心）か、先ほど紹介したALSAバス（30ディルハム）を利用するのが節約のポイントです。

まとめ

マラケシュの物価は、日本に比べるとまだ割安感がありますが、観光地価格とローカル価格の差が大きいのが特徴です。

メリハリをつけてお金を使うことで、費用を抑えつつも、エキゾチックでラグジュアリーな「アラビアン・ナイト」の世界を存分に楽しめますよ。

これからマラケシュ旅行を計画される方は、ぜひこの物価情報を参考に、素敵な旅のプランを立ててくださいね！

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています。

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