江戸時代の農家にタイムスリップ!埼玉県「旧高橋家住宅」の見どころを徹底解説
埼玉県朝霞市の住宅街にたたずむ旧高橋家住宅は、江戸時代の農家建築を今に伝える貴重なスポットです。茅葺き屋根の主屋や畑など、約300年前にタイムスリップしたかのような空間が広がっています。そんな旧高橋家住宅の魅力や見どころを詳しくご紹介します。


埼玉県朝霞市の住宅街にたたずむ旧高橋家住宅は、江戸時代の農家建築を今に伝える貴重なスポットです。茅葺き屋根の主屋や畑など、約300年前にタイムスリップしたかのような空間が広がっています。そんな旧高橋家住宅の魅力や見どころを詳しくご紹介します。
旧高橋家住宅の基本情報
住宅街を歩いているとふいに現れる茅葺き屋根の建物が、旧高橋家住宅です。この場所だけ時間が止まったような、穏やかな空気が流れています。まずは、この建物の歴史や特徴について見ていきましょう。
旧高橋家住宅とは?
武蔵野の面影を残す朝霞市根岸台にある旧高橋家住宅は、18世紀前半に建てられたと推定される農家です。荒川流域の平地と接する台地の上にあり、古くからこの地で農業を営んできました。木造平屋建ての茅葺き屋根という、日本の伝統的な家屋の姿をそのまま残しています。
旧高橋家住宅の特徴
この住宅のもっとも大きな特徴は、建物だけでなく、周囲の畑や雑木林などの「土地」もあわせて国の重要文化財に指定されていることです。建物単体ではなく、当時の農家としての暮らしの風景全体が評価され、保存されています。
旧高橋家住宅の見どころ
敷地内に一歩足を踏み入れると、そこには見どころがたくさんあります。建物のつくりから周囲の自然まで、当時の暮らしを肌で感じられます。ぜひ注目してほしいポイントを3つご紹介します。
【見どころ1】古風なつくりが残る茅葺き屋根の主屋
中心となる主屋は、昔の姿を復元したものです。なかに入ると、土間やかまど、囲炉裏などがあります。とくに注目したいのは「押板(おしいた)」と呼ばれる床の間のルーツとなる飾りや、「竹のスノコ床」といった古い形式の建築様式です。
かまどに火を入れている日もあり、煙のにおいが当時の生活を想像させてくれます。
【見どころ2】暮らしを支えた附属施設と地下の「ムロ」
主屋のまわりには、明治後期に建てられた納屋や、昭和22年建築の倉、薪を保管する木小屋などが並んでいます。さらに、野菜などを貯蔵するために地面を深く掘ってつくられた「ムロ」という地下施設もあり、当時の農家の知恵をうかがい知れます。
【見どころ3】武蔵野の自然を感じる畑や雑木林
建物の裏手には、当時の面影を伝える雑木林や畑が広がっています。畑では現在も季節の野菜が育てられており、身近な自然にふれられます。
また、敷地の裏は崖になっていて、かつて湧水があったことを示す水神様の小さな祠(ほこら)もひっそりとたたずんでいます。
旧高橋家住宅観光に最適なシーズンは?
四季折々の風景を楽しめる旧高橋家住宅ですが、訪れる時期によって違った魅力があります。季節のイベントにあわせて行くのもおすすめです。ここでは観光にぴったりの時期をご紹介します。
ベストシーズンは【気候がいい春と秋】
見学は屋外を歩くことも多いため、気候のいい春から初夏、または秋の訪問がいちおしです。緑がうつくしい時期には、庭先の植物や畑の作物が生き生きとしており、古民家とのコントラストが楽しめます。
混雑をさける穴場の時期や時間帯
平日の午前中や午後の遅い時間は、比較的観光客が少なく、自分のペースでゆっくりと見学できます。静かな空間でのんびりとしたひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
季節のイベント
旧高橋家住宅では、七夕飾りやお正月行事など、季節にあわせた催しが行われることがあります。また、ボランティアの方々によって畑でのじゃがいも掘りなどが企画されることもあり、地元の空気感をより深く味わえます。
入場料や営業時間・所要時間
旧高橋家住宅は、気軽に立ち寄れる観光スポットです。隣接する市民センターの展示コーナーも見逃せません。ここでは営業時間や見学のポイントについてお伝えします。
入場料や営業時間・所要時間
入場料は無料です。営業時間は午前9時から午後4時30分までで、休園日は月曜日(祝日の場合は開園)と祝日の翌日(土・日・祝日の場合は開園)、年末年始となっています。
敷地内をじっくりと見て回る場合、所要時間は30分から1時間ほどが目安です。
高橋家にまつわる展示コーナー
敷地内での飲食の提供などはありませんが、すぐ隣にある根岸台市民センターの1階には、高橋家にまつわる資料の展示コーナーがあります。見学のあとに立ち寄ると、より理解が深まるのでおすすめです。
旧高橋家住宅へのアクセス・行き方
旧高橋家住宅は朝霞市の住宅街にあり、公共交通機関でも車でもアクセス可能です。事前にルートを確認しておくと安心です。それぞれの行き方をまとめました。
公共交通機関(電車・バス)でのアクセス
東武東上線の「朝霞駅」東口から歩いて25分ほどです。歩くのが大変な場合は、バスを利用するのがおすすめです。
朝霞駅東口から国際興業バスに乗り、「根岸」バス停で下車して徒歩7分、または市内循環バスに乗り「岡3丁目」で下車して徒歩3分で到着します。
車でのアクセスと駐車場の注意点
専用の無料駐車場が4台分用意されています。もし満車の場合は、隣にある根岸台市民センターの駐車場を利用できます。
観光をスムーズに楽しむための注意点
貴重な文化財を見学するため、いくつかのルールが設けられています。みんなが気持ちよく過ごせるよう、あらかじめ注意点を確認しておきましょう。
混雑回避と観光のマナー
敷地内はすべて禁煙で、火気の使用はできません。また、指定された場所以外での飲食は控え、植物を採取したり、立ち入り禁止区域に入ったりしないようにしましょう。文化財を大切に守るためのマナーです。
服装や足元に関するアドバイス
土間や畑のまわり、雑木林などを歩くため、歩きやすいスニーカーなどの靴で行くのがおすすめです。また、主屋のなかに入る際は靴を脱ぐので、脱ぎ履きしやすい靴をえらんでおくと見学がスムーズになります。
旧高橋家住宅の観光を満喫しよう!
埼玉県朝霞市にある旧高橋家住宅は、江戸時代の農家の暮らしをそのまま現代に伝える貴重な場所です。茅葺き屋根の建物はもちろん、周囲の畑や林も含めて、当時の空気感を味わえます。
ぜひ一度足を運んで、歴史と自然が織りなす穏やかな空間を体験してみてください。
旧高橋家住宅の基本情報 | |
|---|---|
スポット名 | 旧高橋家住宅 |
住所 | 埼玉県朝霞市根岸台2-15-10 |
電話 | 048-463-2927 朝霞市教育委員会文化財課 |
営業時間 | 9:00~16:30 |
休業日 | 月曜日(祝日の場合は開園)、祝日の翌日(土・日・祝日の場合は開園)、年末年始(12月27日~1月4日) |
アクセス | 東武東上線「朝霞駅」東口より徒歩約25分、またはバス利用 |
料金 | 無料 |
公式サイト | |




