富士・吉原観光で外せないおすすめスポット14選！モデルコースも紹介

富士市の吉原ってどんなところ？

静岡県富士市の吉原は、江戸時代に東海道五十三次の14番目の宿場町「吉原宿」として栄えた歴史あるエリアです。現在は「吉原商店街」を中心に、往時の面影を残すレトロな町並みと現代の活気が見事に融合した独特の雰囲気が漂います。

吉原の魅力は、大きく三つ。まずはテレビ番組から誕生したご当地グルメ「つけナポリタン」をはじめ、多彩な創作グルメが楽しめます。

次に、全駅から富士山を望めるローカル線「岳南電車」のレトロ車両から眺める工場夜景は、日本夜景遺産にも選ばれる絶景です。

さらに、宿場町由来の文化と新しい感性がミックスされた街並みは、老舗とおしゃれなカフェ、由緒ある神社のユニークな見どころが点在し、歩くだけでも発見が満載です。

【定番】吉原観光で絶対行きたい観光スポット11選

初めての吉原旅行で絶対に外せない定番の観光名所を11カ所紹介します。人気のグルメから絶景スポット、ユニークな神社まで、吉原の魅力を満喫できること間違いありません。

吉原商店街

歴史と今が交差する、まち歩きの中心地

吉原観光は、中心地の「吉原商店街」からスタートするのがおすすめです。この通りはかつて東海道の宿場町「吉原宿」として栄えた歴史ある場所で、今も昭和レトロな雰囲気を残しつつ、長く続く老舗や最近オープンしたおしゃれなカフェなど新旧さまざまなお店が軒を連ねています。

何気なく歩くだけでも、江戸や昭和の面影に触れるタイムスリップ気分を味わえるのが魅力。さらに6月には東海一とも称される「吉原祇園祭」が盛大に開催され、商店街は多くの人で賑わいます。

ご当地グルメの食べ歩きや、個性的な店舗での買い物を楽しみながら、商店街ならではの多様な魅力をぜひ見つけてみてください。

coffee shop アドニス

元祖の味をレトロな空間で！つけナポリタンはここから始まった

吉原商店街で絶対に味わいたいご当地グルメが「つけナポリタン」です。発祥のお店「coffee shop アドニス」で2008年、テレビ番組の町おこし企画から誕生したメニューは、今や富士市の人気グルメに成長しました。

トマトと鶏ガラを合わせた特製ダブルスープは濃厚ながら後味さっぱりで、とろーりチーズや半熟卵が隠されています。桜エビがトッピングされたもちもちの太麺をスープに絡めていただくと絶品です。

食べ進めたらレモンを絞るアドニス流の食べ方で、爽やかな酸味とともに一杯で二度のおいしさが楽しめます。昭和レトロな喫茶店の雰囲気で、元祖の味をじっくり堪能できる名店です。

杉山フルーツ

宝石みたいに輝く！連日完売の生フルーツゼリー

杉山フルーツは、吉原商店街に店を構える「フルーツアーティスト」杉山清さんが手がける超人気のフルーツ専門店です。テレビや雑誌などで幾度も紹介された名物「生フルーツゼリー」は、開店から30分で売り切れてしまうこともあるほどの人気ぶり！

美味しさの秘密は、フルーツを知り尽くした杉山さんが全国・地元から厳選した旬の果物を使い、富士山の湧き水と海藻由来のアガーで甘さ控えめに仕上げている点です。

保存料や着色料を一切使わず、素材の持ち味が最大限生かされたゼリーは「宝石」のように美しく、一番人気のミックスのほか季節限定のフレーバーも並びます。

岳南電車

全駅から富士山ビュー！乗ること自体が旅になるローカル線

吉原観光に欠かせないのが、JR吉原駅と岳南江尾駅を結ぶ全長9.2kmのローカル線「岳南電車」、通称「岳鉄（がくてつ）」です。この電車最大の魅力は、全10駅すべてから富士山の絶景を望めること！

ゆったりとした車窓から、富士山と街並みのコントラストを楽しめる特別な路線です。夜には沿線の製紙工場の灯りが幻想的な工場夜景を作り出し、日本夜景遺産にも認定されています。

定期的に車内の照明を消して夜景を楽しむ「夜景電車」も運行されていて、非日常的な体験ができます。切符はレトロな硬券で、昭和の雰囲気や鉄道ファンにも人気です。

がくてつ機関車ひろば

鉄道ファン必見！歴史を刻む機関車たちが集う場所

岳南電車の岳南富士岡駅構内にある「がくてつ機関車ひろば」は、鉄道好き必見のスポットです。ここでは、かつて製紙工場への貨物輸送で活躍した歴史的な電気機関車4両が間近に展示されています。

中には90年以上前に製造された貴重な車両も含まれていて、ウッドデッキのテラスからその迫力をじっくりと見学可能です。毎日18時から21時まではライトアップも行われ、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気に包まれます。

入場は無料で気軽に立ち寄れますが、駅に来場者用の駐車場はないため、岳南電車を使って訪れるのがおすすめです。レトロな機関車に触れながら、地域の産業と鉄道の歴史に思いを馳せることができる観光スポットです。

毘沙門天妙法寺

日本三大だるま市と、摩訶不思議な洞窟めぐり

香久山 妙法寺は、開運の神様・毘沙門天を祀る寺院で、群馬県高崎や東京・深大寺と並び「日本三大だるま市」のひとつに数えられる全国的に有名なスポットです。毎年旧暦の1月7日から9日にかけて毘沙門天大祭が開催され、参道や境内にはだるま店がずらりと並び、熱気あふれる縁日が続きます。

妙法寺の見どころは、祭りだけではありません。境内には「洞窟七福神めぐり」という体験型スポットがあり、全長約170mの洞窟の中で世界各国の神様をモチーフにしたユニークな七福神像と出会うことができます。

不思議な空間を探検する楽しみと、だるま市の賑わいが一度に味わえる、吉原観光の中心となる寺院です。

富知六所浅間神社

クスノキの巨木と謎の石像？！遊び心あふれるパワースポット

静岡県富士市で「三日市場のお浅間さん」として親しまれている富知六所浅間神社は、伝統と遊び心が融合したとてもユニークな神社です。境内に入ってまず目を引くのが、樹齢1200年以上とされ静岡県の天然記念物にも指定されている大クスの御神木で、天に力強く伸びる姿は圧倒的な存在感を放っています。

さらに、境内のあちこちには子どもに喜んでもらいたいという思いから寄付された石像が並び、人気キャラクターに似た姿を探しながら歩く楽しみもあります。

訪れる人は、由緒ある神社の力強さと、遊び心あふれる仕掛けの両方を堪能することができ、新しい神社の楽しみ方に出会えるでしょう。

岩本山公園

富士山と駿河湾を一望！四季の花々と絶景に癒される丘

富士市でも屈指の絶景スポットとして知られる岩本山公園は、標高193メートルの丘陵地に広がり、訪れる人々を魅了しています。園内からは北に雄大な富士山、南には駿河湾のきらめきや伊豆半島までを一望でき、四季を通じて美しい景色を楽しめます。

園内には三つの展望台があり、それぞれに異なる眺望を楽しむことができ、広々とした芝生広場ではゆったりとした時間を過ごせるでしょう。また、公園内にある「KAGUYA岩本山カフェ」では、美しい風景を眺めながら食事やスイーツを味わえるのも魅力のひとつです。

ふじのくに田子の浦みなと公園

海抜0メートルから仰ぐ富士山！潮風と歴史を感じる公園

富士山の絶景は山の上からだけではなく、海からも楽しむことができます。「ふじのくに田子の浦みなと公園」は駿河湾に面した港に整備された公園で、海抜0メートル地点から富士山を望める貴重な場所です。

視界を遮るものがない海越しの富士山は、丘の上から見る姿とはまた違った雄大さを感じさせてくれます。園内には富士山の100分の1の高さを持つ展望タワー「富士山ドラゴンタワー」があり、公園全体や駿河湾を見渡せる人気スポットとなっています。

田子の浦港漁協食堂

港でしか味わえない鮮度！絶品「生しらす丼」を豪快に

新鮮な海の幸を堪能するなら「田子の浦港漁協食堂」は外せない存在です。ここでは田子の浦港で水揚げされたばかりのしらすを味わうことができ、鮮度と品質の高さから「田子の浦しらす」は国の地理的表示（GI）保護制度にも認定されています。

ぷりぷりとした食感とほんのり甘みのある味わいはまさに格別で、この地だからこそ楽しめるおいしさです。メニューには釜揚げしらす丼や生しらす丼が並び、なかでもご飯が見えなくなるほど生しらすを豪快に盛り付けた「富士山盛り」は、インパクト満点の名物として人気を集めています。

富士山かぐや姫ミュージアム

富士市ならではの竹取物語！無料で楽しむ歴史と民話の世界

吉原エリアの歴史や文化に触れたいなら、広見公園内にある「富士山かぐや姫ミュージアム」がおすすめです。「富士に生きる」をテーマとした展示では、地域の歴史や民俗資料を通して、富士市ならではの文化をわかりやすく紹介しています。

特に注目を集めるのが、地元に伝わる「かぐや姫物語」を紹介する展示室で、一般的に知られる月に帰る物語とは異なり、かぐや姫が富士山に帰っていくという土地特有のストーリーに出会えます。

黒を基調にした幻想的な空間演出の中で物語の世界に入り込んだような没入感を体験できるのも大きな魅力です。これほど充実した内容でありながら入館料は無料となっており、吉原観光とあわせて訪れることで旅の理解がより深まるでしょう。

【穴場】旅慣れた人向けのおすすめスポット3選

「定番スポットだけでは物足りない！」という旅の上級者に向けて、ディープな吉原の魅力に触れられる穴場スポットを3つ紹介します。

竹採公園

かぐや姫伝説の地へ。静寂の竹林と水琴窟の音色に浸る

竹採公園は、日本最古の物語といわれる「竹取物語」の発祥地のひとつとして知られており、その伝承は富士市を中心に現代まで語り継がれています。富士市に伝わるかぐや姫伝説では、物語の結末でかぐや姫が月ではなく富士山へ帰っていくとされ、ここならではの独自のストーリーが魅力です。

園内は0.6ヘクタールほどのこぢんまりした規模で、美しい竹林に囲まれた静かな空間が広がっています。象徴的な「竹採塚」は、竹取物語ゆかりの地として設けられ、公園の幻想的な雰囲気を感じさせてくれます。

鎧ヶ淵親水公園

源頼朝の伝説が眠る。ホタル舞う清流で涼むひととき

鎧ヶ淵親水公園は、その昔、源頼朝が富士川の合戦の際にこの場所の岩に鎧を掛けて体を洗ったという伝説に由来する歴史的なスポットです。公園を流れる滝川の水は富士山からの湧き水で、その冷たさと透明度は訪れる人を驚かせます。

夏場は清流に足をつけて涼をとることができ、避暑スポットとしても人気です。また、5月下旬から6月にかけてはゲンジボタルが飛び交う幻想的な光景が見られることで知られています。

公園には専用駐車場がなく、アクセスは岳南電車の岳南原田駅から徒歩15分ほどが便利です。豊かな自然と歴史ある伝説が息づく静かな公園で、心身ともにリフレッシュできるおすすめの穴場です。

jin cafe（ジン・カフェ）

築100年の古民家で過ごす、庭を望む贅沢なコーヒー時間

旅の合間にくつろぐカフェタイムに最適なのが、2024年4月にJR吉原駅北口から徒歩1分の場所にオープンした「jin cafe」です。築100年以上の古民家を丁寧にリノベーションした店内は、畳やレトロ家具が調和し、外には手入れの行き届いた美しい日本庭園が広がっています。

コーヒーは一杯ずつサイフォンで丁寧に淹れられ、種類豊富なスパイスカレーや濃厚で後味さっぱりのバスクチーズケーキなどのメニューも魅力的です。駅のすぐ目の前という便利な立地でありながら、都会の喧騒を忘れさせてくれる静かで落ち着いた雰囲気を楽しめます。

富士・吉原を満喫！日帰りモデルコース

ご紹介したスポットを効率よく巡る、おすすめの日帰りモデルコースを提案します。岳南電車をフル活用して、吉原の魅力を1日で満喫しましょう！

まとめ

静岡県富士市の吉原エリアには、都心から少し足を延ばすだけで日常を忘れさせてくれる多彩な魅力が詰まっています。レトロな岳南電車に揺られながら、富士山の雄姿を間近に感じ、ご当地グルメや歴史ある商店街の散策など五感を使って味わう時間が広がります。

定番の観光名所から個性的な穴場まで、本記事で紹介したスポットを巡れば、吉原の奥深い魅力を存分に体感できるでしょう。次の休日には、モデルコースを参考にしながら、自分だけの吉原観光の思い出をつくってみてください。

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています。

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