山口の穴場スポット14選！地元民が教える観光名所も紹介

山口には穴場観光スポットがたくさん！

山口県は本州の最西端に位置し、豊かな自然と歴史的な観光地で知られています。しかし、有名な観光地以外にも、知る人ぞ知る穴場の観光スポットが豊富にあります。

例えば、美祢市にある「万倉の大岩郷」は、巨大な岩が点在する神秘的な景観が魅力の穴場スポット。直径1m～6mの大きな岩が広範囲に散らばっており、成り立ちは謎に包まれています。

山口の穴場スポットを訪れることで、定番の観光地では味わえない新たな魅力を発見できるでしょう。これから紹介する穴場スポットを参考に、ぜひ山口旅行のプランを立ててみてください。

山口でおすすめの穴場観光スポット14選！

山口県には、有名な観光地以外にも魅力的な穴場スポットが豊富にあります。地元の人々に愛される自然豊かな場所や、歴史的な価値のある隠れた名所など、さまざまなタイプの観光スポットを14箇所ご紹介します。

山口の穴場スポットは、観光客が少なく、ゆったりと景色を楽しめるのが魅力です。地元の人しか知らないような場所や、アクセスが少し難しいけれど絶景が待っているスポットなど、バラエティ豊かな場所をピックアップしました。

エリアごとに分けて紹介するので、旅行プランを立てる際の参考にしてください。

万倉の大岩郷

大自然が生み出した神秘的な岩の世界

美祢市にある万倉の大岩郷は、巨大な岩が点在する神秘的な景観が魅力の穴場スポットです。直径1m～6m前後の大きな岩が広範囲に散らばっており、その成り立ちは謎に包まれています。

地質学的には、約2億年前の古生代ペルム紀末期に形成された石灰岩の一部が、長い年月をかけて浸食されて現在の姿になったと考えられています。遊歩道が整備されているため散策しやすいですが、坂道がやや急なので注意が必要です。

常栄寺雪舟庭

日本庭園の名匠が手掛けた静寂な庭園

山口市にある常栄寺雪舟庭は、室町時代の画僧・雪舟が設計したとされる日本庭園です。枯山水の技法を用いた庭園は、白砂と岩で山水の景色を表現し、見る者を静かな瞑想へと導きます。

有名な観光地ではありませんが、日本庭園の美しさを静かに堪能したい方におすすめの穴場スポットです。特に紅葉の季節は、庭園の景色が一段と美しくなります。

角島大橋

青い海に浮かぶ絶景の橋

下関市にある角島大橋は、本州と角島を結ぶ全長1,780mの橋です。透きとおった青い海の上を走る姿は絶景で、多くの写真愛好家を魅了しています。

橋の途中にある展望台からは、角島や周辺の島々を一望できます。観光客は多いものの、まだまだ穴場と呼べる美しいスポットです。夕暮れ時には、橋と夕日のコントラストが美しい景色を楽しめます。

秋吉台カルスト展望台

広大な草原と奇岩が織りなす絶景

美祢市にある秋吉台カルスト展望台は、日本最大のカルスト台地である秋吉台を一望できる穴場スポットです。展望台からは、360度のパノラマビューで広大な草原と奇岩の景色を楽しめます。

特に朝霧の立ち込める早朝や、夕日に染まる夕暮れ時の景色は圧巻です。秋吉台の中でも比較的知られていない場所なので、静かに絶景を楽しみたい方におすすめです。

真宮島

干潮時にだけ姿を現す神秘の砂の道、恋人たちを結ぶ瀬戸内の天空橋

道の駅サザンセトとうわの沖合約100mに浮かぶ真宮島は、干潮時の前後3時間だけ白い砂の道が現れる神秘的なスポットです。自然現象はトンボロ現象と呼ばれ、普段は海で隔てられている陸地と島が一時的に地続きになります。

七夕の織姫と彦星の物語になぞらえられ、恋愛成就のパワースポットとしても人気を集めています。島に渡ると、ゴツゴツとした岩場や干上がった浅瀬に生き物を観察できる別世界が広がるのが魅力です。

潮が満ちるスピードも速いため、事前に干満の時間を確認して訪れることが推奨されます。道の駅2階からは真宮島を一望でき、トンボロ現象の様子を安全に観察するとよいでしょう。

ザビエル記念聖堂

天空へ伸びる2本の白亜の塔、日本最古のキリスト教伝来の地に建つ祈りの聖堂

1952年、フランシスコ・サビエルの来日400年を記念して建てられた山口サビエル記念聖堂は、1991年の火災による焼失を乗り越え、1998年に現在の姿に生まれ変わりました。

イタリア人神父と建築家が設計した新しい聖堂は、高さ53メートルの2本の尖塔とテントを模した三角屋根が特徴的で、「水」「光」「テント（幕屋）」をテーマにした斬新なデザインが採用されています。

1階には日本のキリスト教の歴史とサビエルの足跡を紹介する資料館があり、2階の礼拝堂には美しいステンドグラスとパイプオルガンを設置。15分ごとに鳴り響くカリヨンの鐘は、旧聖堂の時代から市民に親しまれ続けています。

高層建築の少ない山口市街地のランドマークとして、また市民の憩いの場として愛され続けている白亜の聖堂は、日本で最初にキリスト教が根付いた地としての歴史を今に伝えています。

秋吉台

3億5千万年の時を刻む日本最大級のカルスト台地、大地が奏でる神秘の自然美

山口県美祢市の中・東部に広がる秋吉台は、南方の温かい海で誕生したサンゴ礁が長い年月をかけて形成した日本最大級のカルスト台地です。1955年に国定公園に、1964年に特別天然記念物に指定された広大な台地には、石灰岩が雨水によって溶解してできた無数のドリーネ（すり鉢状の窪地）が点在。

標高300メートル前後の緩やかな台地上には白い石灰岩が露出し、その下には日本屈指の規模を誇る秋芳洞をはじめとする鍾乳洞群が広がっています。

四季折々に異なる表情を見せる草原や、遮るものがない360度のパノラマで楽しめる満天の星空など、圧倒的な自然美を体感できます。

秋芳洞

3億年の時を刻む地球の芸術館、星の内側に広がる神秘の空間

秋吉台の地下に広がる秋芳洞は、全長約8.8キロメートルを誇る日本最大規模の鍾乳洞です。高さ20メートル、幅8メートルの入口から始まる洞内には、「千畳敷」と呼ばれる高さ30メートル、幅100メートルにも及ぶ巨大空間が広がっています。

百万年以上にわたる地下水による浸食作用と、砂や礫の堆積、天井の崩落、鍾乳石の発達によって形成された洞窟内には、世界的にも稀少な「百枚皿」と呼ばれる巨大なリムストーンプールをはじめ、数々の見どころがあります。

別府弁天池

神秘の青に輝く名水、カルスト台地が育んだ天然の宝石池

秋吉台のカルスト台地に湧き出る別府弁天池は、1985年に環境庁の名水百選に選ばれた神秘的な湧水池です。水深約4メートルの池は、カルスト台地で長い時間をかけて濾過された透明度の高い水に満たされ、太陽光の反射によってコバルトブルーやターコイズブルーの美しい色彩を見せます。

年間を通じて水温14度を保ち、カルシウム含有量が20ppmと適量なため、飲用に適した美味しい水質を誇ります。池から続く川には絶滅危惧種の「ベニマダラ」という赤い藻が生息し、青い池と赤い川底という珍しい景観も見られるでしょう。

長門峡

四季の絶景が織りなす12キロの渓谷美、山口が誇る国指定名勝の秘境

阿武川上流に位置する長門峡は、山口市阿東から萩市川上にまたがる全長12キロメートルの渓谷です。中生代白亜紀の流紋岩質凝灰岩やデイサイト溶岩が形成する断崖には、洗心橋、龍宮淵、獺淵、暗がり淵など個性的な名前を持つ奇岩や滝が点在します。

1912年にイギリス人教師により「長門耶馬溪」として紹介され、後に萩出身の画家・高島北海により現在の「長門峡」と命名されました。

春には桜が咲き誇り、夏は避暑地として、秋は燃えるような紅葉が川面に映り込む絶景スポットとして、冬は静寂な雪景色を楽しめる観光名所として年間60万人以上が訪れています。

須佐ホルンフェルス

1500万年の時を刻む縞模様の絶壁、日本海に映える大地の芸術品

約1500万年前、海底に堆積した砂泥互層の須佐層群に高温のマグマ（高山はんれい岩）が貫入し、その熱で変成作用を受けてできた須佐ホルンフェルス。高さ約12メートルの断崖には、灰白色の砂岩層と黒色の泥岩層が交互に重なり、畳を積み重ねたような美しい縞模様を形成しています。

この地層は、マグマからの距離によって変成の度合いが異なり、温度の違いによる変成過程を連続的に観察できる貴重な場所として、2007年に日本の地質百選に選定されました。

遊歩道を通って断崖下まで降りると、迫力ある地層を間近で観察でき、岩肌に直接触れることもできます。

萩城跡指月公園

毛利36万石の歴史が息づく、桜と緑に包まれた山陽の名城

萩城は慶長9年（1604）に毛利輝元によって指月山麓に築かれた平山城で、別名「指月城」と呼ばれています。明治7年（1874）に天守や矢倉などの建物は解体されましたが、現在も石垣と堀の一部が往時の姿を残し、国の史跡として指定されています。

園内には天守跡や梨羽家茶室、万歳橋などの史跡が点在し、特に幕末の13代藩主毛利敬親が使用した「花江茶亭」は、家臣たちと時勢を論じた歴史的な茶室として有名です。

公園内には山口県の天然記念物に指定された日本唯一のミドリヨシノや、600本を超えるソメイヨシノが植えられ、春には絶景の花見スポットとなります。

松下村塾

幕末の志士たちが学び、明治日本の礎を築いた歴史遺産

1842年に吉田松陰の叔父・玉木文之進によって開かれた私塾で、後に松陰が主宰者となり、身分や階級に関係なく塾生を受け入れました。松陰は「学は人たる所以を学ぶなり」という理念のもと、単なる知識の習得ではなく、塾生同士の討論を重視し、行動力のある人材育成に力を注いでいます。

わずか2年という短い期間でしたが、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、山県有朋など、明治維新と近代日本の形成に大きな影響を与えた人材を多く輩出しました。

八畳一間の質素な塾舎は当時のまま現存しており、2015年には「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界文化遺産に登録されています。

伊藤博文旧宅

初代内閣総理大臣が幼少期を過ごした、萩が誇る歴史的建造物

萩市浜崎の商人町に位置する建物は、伊藤博文が6歳から14歳まで過ごした住居です。当時は実家の百姓町の家が手狭になったため、この家に移り住んだとされています。

建物は江戸時代後期の町家建築の特徴を残し、切妻造りの平屋建てで、正面に格子窓を配した典型的な商家様式を見られるでしょう。敷地内には主屋、土蔵、井戸などが残され、当時の生活の様子を今に伝えています。

内部には、伊藤博文の遺品や関連資料が展示されており、近代日本の礎を築いた政治家の若き日々に思いを馳せることができます。1953年に国の史跡に指定され、2015年には「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界文化遺産に登録されました。

山口の穴場観光スポットを満喫しよう!

本記事では、山口県のおすすめ穴場観光スポット14選を紹介しました。自然豊かな景観から歴史的な名所、ユニークな体験ができるスポットまで、山口には魅力的な穴場が豊富にあります。

定番の観光地とは一味違う、地元の人々に愛される隠れた名所を訪れることで、山口の新たな魅力を発見できるでしょう。ぜひ紹介したスポットを参考に、山口旅行のスケジュールを立ててみてください。

※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋

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