
モロッコ物価は高い?費用や予算、日本との比較も
モロッコには、カラフルな雑貨が並ぶスーク市場、青く輝く街シャウエン、魅惑のサハラ砂漠など魅力が豊富にあります。本記事では、モロッコ物価を徹底解説します。費用や予算、日本との比較も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


モロッコには、カラフルな雑貨が並ぶスーク市場、青く輝く街シャウエン、魅惑のサハラ砂漠など魅力が豊富にあります。ただし、「物価は高いの?」と気になる方も多いのではないのでしょうか?
そこで本記事では、モロッコ物価を徹底解説します。費用や予算、日本との比較も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
\モロッコののおトクなホテルを予約!/
1万円台で泊まれる!
詳しくは「ホテルをみる」をクリックしてくださいね。
モロッコの物価は安い?高い?日本との比較早見表
モロッコの物価がどれくらい「安い」のか、日本(東京)の価格相場と比較してみましょう。一目瞭然、食費や交通費が驚くほどリーズナブルなのがわかります!
2023年に一時的なインフレがありましたが、2025年現在は落ち着いており、旅行者にとっては引き続き物価が安い国と言えます。
※レートは1MAD16円(2025年11月現在)で計算しています。
商品・項目 | モロッコ価格 | 日本円目安 | 日本価格(目安) |
|---|---|---|---|
ミネラルウォーター(500ml) | 3MAD | 約50円 | 約110円 |
ローカル食堂(タジンなど) | 30MAD~100MAD | 約480円〜1,600円 | 約1,000円(ランチ) |
観光客向けレストラン | 150MAD~300MAD | 約2,400円〜4,800円 | 約3,000円〜5,000円(ディナー) |
コーヒー(カフェ) | 10~20MAD | 約160円〜320円 | 約450円〜550円 |
タクシー初乗り(Petit Taxi) | 7MAD | 約112円 | 約500円(東京) |
鉄道(ONCF:カサブランカ-マラケシュ) | 100MAD | 約1,600円 | 約2,500円〜3,500円(JR同距離) |
バス(CTM:マラケシュ-カサブランカ) | 90~130MAD | 約1,440円〜2,080円 | 約2,000円〜3,000円(高速バス同距離) |
ホテル代(ミドルクラスのリヤド) | 800~1,500MAD | 約12,800円〜24,000円 | 約15,000円〜25,000円(都内) |
家賃(1ベッドルーム・市内) | 3,270MAD | 約52,320円/月 | 約100,000円〜150,000円 / 月(都内) |
ビール(国産) | 30MAD | 約480円 | 約260円(中瓶) |
観光地入場料(バヒア宮殿) | 70MAD | 約1,120円 | 約1,000円〜1,500円(主要施設) |
\NEWTでおトクに旅行しませんか✈️/
項目別!モロッコ旅行でかかる費用と物価相場
比較表で「安い!」と分かったところで、次は旅行で実際にかかる費用を項目別に見ていきましょう。モロッコは、えらぶものによって価格が大きく変わるのが特徴です。
食費の物価情報
旅の楽しみといえばグルメ!モロッコは、ローカルフードをえらべば食費を抑えることができます。
- ローカルな食堂・屋台
地元の人が通うような小さな食堂では、名物のタジン(煮込み料理)やクスクスが 30 ~100MAD(約480円~1,600円)程度でお腹いっぱい食べられます。豆の煮込みスープ(ビサール)やサンドイッチなどのストリートフードなら、10MAD(約160円)から楽しめるものもあります。 - 観光客向けのレストラン
マラケシュのフナ広場に面したレストランや、ダンスショーなどがある高級店では、1人あたり 250 ~1,000MAD(約4,000円~16,000円)ほどが相場。雰囲気はばつぐんですが、価格は日本と変わらないか、それ以上に「高い」と感じることも珍しくありません。食費を節約(節約)したいなら、多用は禁物です。 - 飲み物
カフェでのコーヒーや、モロッコ名物のミントティーは 10 ~20MAD(約160円~320円)と非常に安いのが魅力。絞りたてのフレッシュオレンジジュースも 10MAD(約160円)前後で飲めるので、見かけたらぜひ試してみてください!
交通費・移動の費用の物価情報
モロッコは広い!都市間の移動や、メディナ(旧市街)の移動にはコツがあります。ここで交通費を節約しましょう!
タクシー(Petit Taxi / Grand Taxi)
モロッコのタクシーは2種類。
- プチタクシー(Petit Taxi):
市内の移動用で、最大3人まで乗れます。都市ごとに色が違うのが特徴(マラケシュは黄色)。
【重要】乗車したら、必ず「コンteur(メーター)」を使うよう伝えてください! メーターを使えば非常に安いですが、使わないと法外な値段を請求されることもあります。カサブランカでの初乗り運賃は約7MAD(約112円)、最低料金は15MAD(約240円)ほどです。 - グランタクシー(Grand Taxi):
主に都市間や郊外への移動に使う大型タクシー。6人乗りの乗合が基本です。乗合なら安いですが、旅行者はプライベートでのチャーターをすすめられます。例えばカサブランカからマラケシュまでチャーターすると 526MAD(約8,416円)ほどかかります。
【推奨】鉄道(ONCF)
都市間移動のベストな選択肢!モロッコの国鉄「ONCF」は、清潔で快適、時間も比較的正確です。カサブランカ、マラケシュ、フェズ、タンジェなど主要都市を結んでいます。
例:カサブランカ〜マラケシュ間(約2時間40分)の2等席で 100MAD(約1,600円)程度です。
【推奨】バス(CTM)
もう一つのベストな選択肢。鉄道が通っていない場所へ行くなら、高品質な長距離バス会社「CTM」がおすすめ。
例:マラケシュ〜カサブランカ間(約3時間)で 90 ~130MAD(約1,440円~2,080円)です。
市バス
マラケシュの市バス(ALSA)は一律 7MAD(約112円)と激安!ただし、路線が複雑で観光客には難易度が高めです。
ホテル・宿泊費の相場
モロッコといえば「リヤド(Riad)」!メディナ(旧市街)にある、中庭(パティオ)を持つ伝統的な邸宅を改装した宿泊施設で、非日常な体験ができます。
ホテル代は、バックパッカー向けの安宿から超高級ホテルまでピンキリ。相場は以下の通りです(1泊1室2名)。
- ゲストハウス・安宿(ホステル)
10MAD(約1,500円)程度から。とにかく費用を抑えたい人向け。 - 格安リヤド
83MAD(約13,280円)程度から。素敵なリヤドに泊まりたいけど、予算は抑えたい(抑える)という方におすすめです。 - ミドルクラスのリヤド
150~250MAD(約24,000円~40,000円)程度。写真映えする、サービスも充実した人気の価格帯です。 - 高級リヤド・5つ星ホテル
300MAD(約48,000円)以上。アマンやマンダリン・オリエンタルなど、世界的な高級ホテルも進出しています。
観光・アクティビティの費用
ここがモロッコ旅行のハイライト!実は、主要な観光スポットの入場料はそれほど高くありません。ただし、「サハラ砂漠ツアー」には予算をしっかり割く必要があります。
- 主要な観光スポット(入場料)
- バヒア宮殿(マラケシュ):70MAD(約1,120円)
- ジャルダン・マジョレル(マラケシュ):170MAD(約2,720円)
- ベルベル博物館(ジャルダン・マジョレル内):60MAD(約960円)
- サハラ砂漠ツアー
【最重要】ここが一番お金のかかるアクティビティです!
「モロッコ(モロッコ)に行くなら砂漠を見たい」という方も多いでしょう。マラケシュやフェズから発着するツアー(ツアー)に参加するのが一般的です。
最も人気があるのは、マラケシュ発の「メルズーガ砂漠」を目指す2泊3日のツアー。
費用の相場は、1人あたり 140~375MAD(約22,400円~60,000円)と幅があります。
この価格差は、宿泊する砂漠のキャンプが「スタンダード」か「ラグジュアリー」かによるものが大きいです。予算と体力、求める快適さのバランスでえらびましょう!
\モロッコのホテルをおトクに予約/
1泊1万円以下〜あり!予約はお早めに
モロッコの通貨とレート、お得な両替方法
モロッコの通貨は「モロッコ・ディルハム」です。
- 為替レート
2025年1月現在の目安は、1MAD16円です。
100MAD=約1,600円、と覚えておくのがおすすめ! - お得な両替・調達方法
【注意】モロッコ・ディルハムは、日本では両替できません。- 日本でユーロ(EUR)か米ドル(USD)を用意
日本国内で「日本円 → ユーロまたは米ドル」に両替しておき、モロッコ到着後に空港、銀行、市内の両替所で「ユーロ/米ドル → ディルハム」に両替するのが最も一般的です。 - Wiseなどの海外旅行用デビットカード
Wise(ワイズ)などの海外旅行に強いデビットカードを日本で作っておくのも賢い方法。現地のATMで必要な分だけディルハムを引き出すことができます。ミッドマーケットレート(実際のレート)が適用されるため、両替所の手数料を節約できます。 - クレジットカードのキャッシング
もちろん、お手持ちのクレジットカードのキャッシング機能でATMから引き出すことも可能です。金利や手数料、ATMの操作性を考えると、専用カードがあると安心です。
- 日本でユーロ(EUR)か米ドル(USD)を用意
モロッコ旅行の費用相場は?【日数別】
「物価が安いのは分かったけど、航空券やホテル、ツアー代を含めると、結局総額でいくらなの?」という疑問にお答えします!
まず前提として、モロッコには日本からの直行便がありません。ドバイやイスタンブール、パリなどを経由するため、移動に片道15時間~20時間以上かかります。
そのため、2泊3日や3泊4日といった弾丸旅行は現実的ではありません。最低でも5泊7日、できれば7泊9日や8泊10日の日程を確保しましょう!
航空券は、安い時期(オフシーズンの1〜2月、6〜9月)で約18万円〜25万円。高い時期(ハイシーズンの3〜5月、10〜11月)は30万円を超えることも珍しくありません。
ここでは、比較的費用を抑えた場合のモデル予算を パターンご紹介します。
5泊7日の弾丸モデル(マラケシュ+砂漠)
マラケシュ観光と、ハイライトのサハラ砂漠ツアー(2泊3日)に絞ったアクティブなプランです。
費用項目 | 1名あたりの費用目安 |
|---|---|
航空券(往復・安い時期) | 200,000円~ |
ホテル代(リヤド・3泊) | 30,000円~ |
サハラ砂漠ツアー(2泊3日) | 25,000円~ |
現地での食費・雑費 | 30,000円~ |
合計 | 285,000円~ |
7泊9日の周遊モデル(マラケシュ・フェズ・シャウエン)
マラケシュ、フェズの二大迷宮都市と、青の街シャウエンを鉄道やバスでめぐる、モロッコの魅力を満喫するプランです。
費用項目 | 1名あたりの費用目安 |
|---|---|
航空券(往復・安い時期) | 200,000円~ |
ホテル代(リヤドなど・7泊) | 70,000円~ |
都市間交通費(鉄道/バス) | 10,000円~ |
現地での食費・雑費 | 45,000円~ |
合計 | 325,000円~ |
\モロッコののおトクなホテルを予約!/
1万円台で泊まれる!
詳しくは「ホテルをみる」をクリックしてくださいね。
モロッコ旅行の費用を抑える節約術
航空券は高くても、現地での費用は工夫次第で抑えることができます!海外旅行初心者が使える「節約術」を伝授します。
食費はローカル食堂、飲み物はキオスクで
観光客向けのレストラン(1食 250MAD~)をさけ、地元の人が集う「ロカンタ」と呼ばれる食堂(1食 30MAD~)をえらびましょう。味もおいしく、現地の雰囲気を楽しめて一石二鳥です!
水はレストランで頼まず、街角のキオスクやスーパーで買えば 3MAD(約50円)ですみます。
都市間移動は「CTMバス」と「ONCF鉄道」が最強
グランタクシーのチャーター(貸切)は快適ですが高額です。モロッコの公共交通は優秀です。
都市間の移動は、価格が明確で安全・快適な「CTMバス」か「ONCF鉄道」を使いましょう。これらは旅行者の強い味方です。
スークでの買い物は「交渉術」をマスターすべし!
モロッコ旅行の醍醐味、スーク市場でのショッピング!ここで言い値で買ってはいけません。モロッコにおいて、価格交渉は文化でありゲームです。
【初心者向け・交渉のステップ】
- 相場を知る
まずはマラケシュにある「アンサンブル・アルティザナル」のような定価制の工芸品センターへ行きましょう。ここで商品の「本当の価値」を学びます。これが基準になります。 - 笑顔で挨拶
気になる店を見つけたら、敵対せず、フレンドリーに。「Salaam Alaykum(サラム・アレイクム / こんにちは)」から始めましょう。 - 価格交渉
- お店の人が提示した最初の価格(言い値)は、だいたい高めです。
- こちらからは、言い値の1/4~1/2くらいの価格を提示してみましょう。
- 「Ghali Bzaaaf(ガリ・ビザーフ/高すぎる!)」や「Neqas Chweya(ンカス・シュワヤ/少し安くして)」といった現地の言葉(Darija)を使うと、場が和み、交渉がスムーズに進むことも!
- 「帰るフリ」
金額が合わなければ、笑顔で「Chokran(ショクラン / ありがとう), Bslema(ベスラーマ / さようなら)」と言って、潔く立ち去るフリをします。
本気で買ってほしければ、相手は必ず引き止め、より安い(安い)価格を提示してきます。この駆け引きこそが、スークの楽しさです!
ガイドや客引きには絶対についていかない
メディナ(旧市街)を歩いていると、「道案内するよ」「いい店があるよ」と声をかけてくる人がいます。彼らについていくと、高額なガイド料を請求されたり、提携店(マージンが発生する店)に強制的に連れて行かれたりします。
親切な申し出も、丁重に「No, Chokran(いいえ、結構です)」と断りましょう。
まとめ
モロッコの物価は、航空券や一部のツアー代は「高い」ですが、現地の食費や交通費、雑貨は「とても安い」ことが分かりました。
「モロッコは高い?」という心配はもう不要です!航空券を安く手配し、高額な砂漠ツアーの予算をしっかり確保し、現地ではローカルな生活を楽しむ。これがモロッコ旅行の費用を賢く抑える最大のコツです。
ぜひ本記事を参考に、魅惑の国モロッコで、忘れられない冒険の旅に出かけてください!
※本記事は情報整理、ライティング補助、誤字チェックなどでAIを活用しています。構成と最終的な確認はNEWT編集部が行っています🙋
cover photo by Unsplash


